総合的相談室の計画案

数人で不登校・引きこもり・発達障害の総合的相談室の企画を準備しています。
次回準備会は7日です。前回は大筋のところを話したのですが、実行可能な具体策までにはなっていません。
次回は、そこを明確にするために訪問サポート部の藤原さんと話しました。
出来そうだと合意した点は、参加する企画者がそれぞれ毎月1回、各自の取り組みに基づくテーマのあるミニ会合を開くことです。
4名が毎月1回、池袋のスペースでそれをすれば、毎月合計4回の取り組みができます。
この線で話していく予定です。

前回までにおおよそ話したことは以下のことです。
「内容と構成」
(1)常設のコミュニティスペースとする。
コミュニティ・カフェが普及しており、それに準じたものをつくる。
スペースは個別相談室と居場所的なフリースペース。
学校案内書などが自由に持ち帰れるようなコーナーをつくる。
お茶などは自販機の利用?
*常時・定期的利用者と臨時・1回利用者をどう区分するのか(会員制など)。
(2)方法論に基づく相談コーナーを設ける。
進路相談、学習支援、訪問支援、居場所紹介、留学支援、心理カウンセリング、情報提供など。
*毎日は担当できないので、月間の相談日・担当者の表を作成し表示する。
(3)イベント(特に小規模のイベント)をひんぱんに行う。
*担当日にミニイベント(参加者4、5名以上の)を行い、その参加者と相談する方法がある。
それとは別に年数回の共通イベントも開く。

「イベント情報」サイトの改善

「イベント情報」サイトの動きが思うほどではありません。
このページ設定したのは次の目標です。支援団体等にとってイベントの成立は参加者がどれだけに集まるかにより決まることがあります。少なくともこの「イベント情報」に載っている、それにより何人かは参加すると推測できるレベルにしたいのです。多くのイベント情報があれば多くのアクセスが期待できます。そのためにアクセスと掲載イベントを増やしてきたところです。停滞はイベント情報掲載数とアクセス数に感じるのです。

最近は集まる情報が少ないと感じます。年度初めなのでイベントが少ないことを反映しています。しかしそれだけではないようです。
不登校や引きこもりへの一般の関心が減少しているかもしれません。その現象は貧困・失業・就職難・ホームレス・ニート・家族問題等との関係が増大し問題が埋没している、うつ症状・精神障害などとの境目の低下により意味が薄まっている…など社会情勢の大きな変動を映しているようです。

アクセスの件数は少なくないです。誰が見ているのかを考えると当事者や家族よりもイベントの主催者側の人のチェックによるのではないかと、これは考えすぎかもしれません。
また親の会や定例講座のような定期的な催し物の割合が多くなっているようにも感じます。
これらはほとんど推測の域を出なくて、どれだけ信憑性があるのかはわかりませんが。

いくらかの対策は講じたいところです。
心理・教育・医療・福祉・学術系の団体に情報提供を働きかけます。学校・支援団体が単独で開催するもの以外に、広く社会動向を知らなくてはならないでしょう。
親の会など定期的な会合を重ねているところからニュースをいただくことです。イベントの告知情報に加えて、結果報告、参加した人からの感想を受入れていくことです。情報の双方向化ともいえます。ねらいはイベント内容に情報面から入っていくことになりそうです。こうして状況を見ようと思っています。

引きこもりの理解を記すメモ

このところかなり以前にノートなどにしてきたメモが書類の間からでできて、それを読み返しています。
私が、引きこもりをどのように理解してきたのかの跡がわかるものです。
これらのほとんどは、どこかに発表するつもりではありませんでした。未完成のまま中断したもの、書き加えや読み取れないところもあり整理しづらいです。手紙類のコピーもあります。
こうして理解しようとしてきたことが不登校情報センターをいまある形にしてきた底流でもあります。
それで、これらを「五十田猛・論文とエッセイ」ページに、掲載することにしました。
この1週間に掲載したものは以下の通りです。量にして見つかったものの3分の1程度です。
掲載したら「新着・更新記事」にも忘れないで記録していくつもりです。
不登校・引きこもりの当事者の会合をめぐって」、「脱ひきこもり期の身体症状」、「観察から面接(選択)へ」、「互いに気遣い合う子どもの友達づきあい」、「引きこもりの定義的表現の試み」、「就業支援はボランティアセンターでは?」、「共振し不安を強める事例と背景」、「日本人の味覚、その特に鋭い人たち?」、「見捨てられ恐怖の所見」、「引きこもりの社会参加の準備と時間」、「社会学的アプローチへの所見」。