食器の水洗いの効用

台所でコップや茶碗を私が水洗いしておいたところ、どうやら後で他の人の手によって洗い直しになったようです。私にやり方では洗ったことにはならないのです。他の人が洗うのを見ると洗剤をたっぷりとつけて丁寧に磨いているのと比べれば、まさに雲泥の差です。おかげで洗剤の減りようはかなりのスピードになると思います。私は洗剤を節約していることになるのでしょう。

ですが洗剤とは何でしょうか。それは食物ではなく、そのまま口から入れば消化されない異物です。洗剤が人体に有害であることは、洗剤により洗っている手が荒れることにより証明されます。それを避けるためにゴム手袋をして洗いものをするという防御策をしているではありませんか。いやあれは水による荒れを防ぎ、冷たさから手を守ると言うかもしれませんが、洗剤からも手を守っていることに変わりはありません。洗剤は誤って飲めば救急車にお世話になるようなことです。

そうしないために食器類を洗った後でよく洗剤を落としています。ですが洗剤をつけて洗えば洗剤を食器からとれるのでしょうか。ほとんどはとれるように見えますが100%にはなりません。ごくわずかですが洗剤の残り物は食器に残り、食べ物とともに体内に入るのです。

これを長い間、たぶん一生続けるのですが、特に子ども時代の影響は大きいと思います。食べ物の汚れが残っているのと洗剤の残っているのと比べるどうでしょうか。量的には洗剤を使わないときの食べ物の残りのほうが、洗剤の洗い残しよりもはるかに少ないでしょう。ときには私の洗った食器類を洗いなおすだけの意味を認めてもいいのです。

ところで人体への悪影響として比較すればどうでしょうか。洗剤の体内での蓄積のほうがはるかに大きいと考えます。食べ物は確かに不衛生になっているときもあるかもしれませんが、その量が人体に悪影響を及ぼす点には遠いものです。水洗いでわずかに残った食べ残りで食中毒になった例はないでしょう。長く体内に蓄積された食べ残しなんて要するに食べ物なのです。この違いは重要です。

私はもともとこんなことを考えて食器類の水洗いを心がけたわけではありません。それは私の周りにいる人であれば先刻承知のことです。ですが動物的な勘というか、自然信仰のようなものがここに有効に働いています。

いまや洗剤不使用宣言をしてもいいくらいのものです。ですがそれはやめておきます。私も時には洗剤を使いますし、波風を立てるようなことではないです。しかし、これも私の健康法の一部になるはずです。

ついでですが、消費の多いと思われるものに石鹸とトイレットペーパーもあることをあげておきます。洗剤と似たような理由ですが、これは人体には入らないのでいっそう波風を立てるようなものではありません。

サイトへの掲載依頼の実例

 不登校情報センターのサイトに掲載を依頼するメールをいくつか紹介します。文章はかなり長いものもありますが、省略しています。特定の問い合わせ用紙はありませんので、率直なところを書いてお送りください。情報掲載は所定フォーマット用紙でお願いしています。フォーマット用紙は10種類以上あり、どれをお送りすべきかを連絡により見当をつけます。

(1)「まなびの森 国際文理学院」

こんにちわ。〇〇です。縁あって学校をつくっています。通信制サポート校「まなびの森 国際文理学院」。4月開校の予定。

 障害のある子、不登校だった子、ふつうの学校にはうまくなじめない子、勉強が苦手な子、毎日学校に通うのが辛い子…さまざまなタイプのお子さんのニーズに細やかに対応し、子どもたちが豊かな日々を過ごせるようにサポートする学校です。

「ふつうの学校では難しい子どもたちの、教育の場を守りたい」という、強い想いをもったベテランの先生方が、そろっています。

4階建ての校舎があり、ひとりひとりの机があり、ロッカーがあり、音楽室や図書室があり、職員室や保健室、カウンセリングルームもあり、子どもたちがゆったり、それぞれのペースで過ごせる、環境作りにもこだわりました。

子どもたちを中心に、保護者と先生が一緒になってつくる学校なので、どんどんいい学校になっていくと思います。

どうぞ、高校を探していらっしゃる方がいれば、ご紹介ください。〇〇まで連絡をくだされば、担当の先生におつなぎします。

 (2)「フリースクール&学習スクール」

はじめまして、いきなりのメールを差し上げ、誠に申し訳ございません。この度、熊本市にフリースクールを開設いたしました。今年の三月まで勤めていた職場(教育関係)で、不登校に陥る生徒さんが明らか増えていることが開設のきっかけとなりました。

ある程度、年齢がいった学生(18から22歳)は、なかなか就職活動もできませんし、就職したとしてもすぐに辞め、再度引きこもってしまいます。

このような子たちは、もう少し早く対処していれば、違う将来があったのではと思い、居場所の提供だけではなく、キャリア教育と学習指導も含めた総合的なフリースクールをと考え、他とはちょっと異なるフリースクールを開設してみました。

 http://hart-school.com/

現在、出来るだけ多くの方に知ってもらうために、その術を探しておりまして、不登校情報センター様にたどり着きました。不登校情報センター様の熊本のフリースクールに掲載していただきたいのでお願いしたいのですが、どのようにすればよろしいのでしょうか。

(3)「ぴあ学習室」

静岡市で不登校支援の学習室を開設する者です。当HPを無料掲載をお願いできるでしょうか。その場合、どのフォ-ムから申し込めばいいでしょうか。

ぴあ学習室 〇〇  http://www.peer-school.com

 (4)「楽風舎」

初めまして。この4月1日から、不登校支援を始めた楽風舎の〇〇と申します。僭越ながらお問い合わせをさせて頂きたいことがございます。

貴サイトに、全国の不登校支援団体の掲載がございました。その登録には、何か資格や認定が必要なのでしょうか。「フリースクール」などへの登録を願っております。登録の方法などをお教え頂けたら幸いです。

 下記HPアドレスに、活動方針や、一週間ではありますが、活動報告もブログに入って頂ければ載せておりますのでご確認頂けるかと思います。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~rafusha/

シンポジウム内容ーもう一つの質問

シンポジウムで聞いてみたいこと」に対するもう一つの質問を考えてみました。
「一つはシンポジウムの形式として、予定した質問に答えるよりもまずパネラーが話して、それに会場の人から質問を出してもらい答えていく方式がいいのではないかというもの」です。
この提案は昨年11月に行ったシンポジウムの方法です。
この方法をはじめに考えなかった理由は、2つあります。
(1)支援者が加わるとき、はじめに何かを発言してもらうとき、必ずしも当事者の発言方向とかみ合うとは思えないからです。
支援者の日ごろの実践の重点的なものを発表することになるからです。
特にパネラーに保健師を考えていたので、引きこもりへの対応が限られるはずでした。
業務上関知したことにならざるを得ません。
当事者の発言にかかわって発言していただけるのか見当がつかないのです。
(2)もう一つの理由は、当事者とはいえいろいろな状態の人がいます。
今年の3月に「不登校・中退者のための進路相談会」というのを開きました。
そこで不登校経験者4名(いずれも20代)に出ていただき、インタビュー形式で体験を語ってもらいました。
この質問に答える形ならば、自分の経験を十分に消化していない(話しなれない)人でも、話せることがわかりました。
今回のシンポジウムの形式を考えたのはこの2つの理由によります。

ただし、保健師さんの出席はできないことが確定しました。
代わってカウンセラーさんの出席をお願いしているところです。
それがどうなるのか、それによっては当事者中心のものになるかもしれません。

親の参加が多くなるはずですから、はじめの目標と少し違うことになります。
当事者以外では2名がパネラーに確定しています。
どう運営するのかの結論は、パネラーがどう確定するのかを待って決めようと思います。

なお、五十田猛「論文とエッセイ」2006年11月に「引きこもり経験者の仕事につく力」というのがあります。
これは28歳のSAMさんの体験発表と、参加した当事者たちの質問から意見交流したものです。
親からはこのような質問は出されないでしょう。
親に知ってほしい当事者のおかれた状態と抱えるテーマです。