奥地圭子さんの講演に学ぶ

かつしか区民大学講座のうち奥地圭子さんの「学校になじめない…」の講演(14日午前)。
奥地圭子さんの講演がわかりやすかったのは具体例によって話したことではないかと思います。奥地さんが強調されたことは不登校の当事者の感覚、感じていることが何よりも大事で優先することではないかと思います。

おおよその意味で私が「引きこもり支援」の難しいケースに対応しようとしている視点に重なるものです。難しいケースこそ基本的な視点や問題意識が正確でないと大事なことに迫れないと改めて感じます。

実務的なことでは、「みんなの質問・だれかの回答」(Q&A企画)の質問事項を思い浮かべる機会にしました。100項目のまだ半分ぐらいしか質問例は整理されていませんのでこれに役立てます。

引きこもり教室は明日の午後

季節がいいのか、情報センターに来る人が増えています。その一方で季節の変わり目や秋になると妙に調子を落とす人もいます。センター内では一本調子の作業でなく休み休みのペースで動いています。今日は第2土曜日でしたがビデオ上映会は開かれませんでした。
昨日はフウセンカズラの種を採取しました。来年夏はかなり多く緑の壁ができるでしょう。「食べられるものならいいのに…」という現実味のある声が聴かれました。
明日は午前がかつしか区民大学講座のうち奥地圭子さんの「学校になじめない…」の講演のお手伝い(かつしか子ども・若者応援ネットワークの取り組み)、午後は情報センターに戻り「大人の引きこもりを考える教室」第6回です。
午前は外出なので午後の教室の準備を夜中にごそごそとすすめています。

子ども応援ネットの全体会

10月3日夜、かつしか子ども・若者応援ネットワークの全体会がありました。
葛飾区民大学の枠内「学校が苦しい子どもたちからのメッセージ」で実施するこれからの4講座について、それぞれ意見を出し合いました。日程と講座名などを列挙しておきます。敬称略です。
(3)10月14日(日)10:00から12:00。新小岩北地区センター。
「学校になじめない、学校を休んでいる。そんなとき、どうしたらいいの」奥地圭子。
(4)11月25日(日)午後。金町地区センター。
「発達障害を持つ子ども(仮)」東敦子、清水聡。
(5)12月16日(日)午後(?)。会場未定。
「不登校の親の話(仮)」河高。
(6)2013年1月27日(日)午後。亀有地区センター・ホール。
「子ども・若者ビジョン」広田照幸。

かなり率直な意見交換ができ、参加各団体のメンバーの様子も少しずつわかり、いい感じで進んでいるように思います。
来年度の葛飾区民大学参加は2回に決めましたが、参加各団体の交流を続けていけば、誰かが発言された「子ども・若者育成支援推進法の受け皿」ができるかもしれません。

かつしか子若ネットは前進

9月5日、かつしか子ども・若者応援ネットワークの全体会が開かれました(9月5日)。
7月25日の香山リカさんの特別講演会の総括と反省。次回9月9日の講座「学校がくるしい子どもたちの叫び」の準備、それととともに来年度以降を考えての活動方向などの自由の交換もしました。
今年度はかつしか区民大学のなかに6講座を企画する取り組みから入りました。それだけに特に中心になって準備をした人には過大な負担をしながらやっていただきました。このことは共通認識のようになっていると思います。
来年は、少し落ち着いて年1、2回の講座を着実に実現しよう。ネットワークに参加している団体・個人の活動内容をお互いに理解し合える場をつくろう。こんな意見も出ました。
求められる活動、必要な取り組みからすれば改革すべき対象はあまりにも大きくみえます。それでもゆっくりとですが確実に前進しています。いつかは根底から揺り動かすうねりになると信じています。

葛飾区議に引きこもりを話す

葛飾区の区議会議員さんが来られて、引きこもりへの対応状況を説明しました。
葛飾区では来年度の葛飾区予算編成が始まり、9月の区議会では、決算審議などの定例会があるようです。それへの参考意見を聞かせてほしいという主旨です。
私たちが葛飾区と協同で何かをしている判断があるようですが、何かをしている状況ではありません。
それを感じて、区議の方に私から3点の要望を出しました。
(1)実体を把握する必要がある。生活保護受給者数、失業者数、求職者数はどのくらいいるのか。これにより引きこもりが区内にどれくらいいるのかを推測できるように思います(人数が近いというわけではありません)。厚生労働省は引きこもりを70万人、その親和層140万人としています。これによると葛飾区内には引きこもりは2500人ぐらいです。しかしある農村地域の町で調べたところ人口の8%という人数が出て、これを単純に当てはめると葛飾区内には4万人くらいの引きこもりがいることになります。
2500人前後という統計的な推論数ではなく、実体把握が必要ではないか。意外と1万人近い人数がいるのではないかと危惧します。
(2)子若法(子ども・若者育成支援推進法)は葛飾区内で行政と民間の共同の子どもと若者を支援する協議会の設置を求めています。現在、かつしか子ども・若者応援ネットワークができていますが、それと同じとはいえません。保健所、福祉部局、学校、PTAなどの参加があってしかるべきですが、このネットワークは拡大・充実されなければそのようなものではありません。
特に区の担当セクションが決まっていません。昨年、私が要望した引きこもり支援に関することも受取り窓口がなく、広報課扱いになったようです。これでは区として考える人は不在のままです。
(3)引きこもり対応の地域的な拠点としては、コミュニティカフェ方式がよさそうに思います。といっても不登校情報センターにそれを単独で担当する力はありません。地域の開かれたなかば公的な場所であること(いろいろな人が集まりやすい)、相談機能があること(相談の一端を持つことは可能です)などがあることが、水面下にある引きこもりの人の現状を少しは理解できる状況に持っていけると思えるからです。
先日、東京都主催による地域支援者向け講習会が開かれました(8月4日)。引きこもり等への支援に民生委員など行政と協力する地域の人の参加を呼びかけて開かれたものです。これらとの接点はコミュニティカフェ方式に可能性があるのではないかと思えます。

不登校情報センターとして区議会議員と話す機会は始めてです。どういう形で話を勧めていけばいいのか見当がつきませんでした。およそ2時間ですが、まずは勉強の機会を持ったというところでしょうか。

わかりやすかった香山さん講演

香山リカさんの講演会「学校がくるしい子どもたち」を終えました(25日夜)。
講演の要旨をまとめる担当としてほぼ全体をメモしておきました。
大人が自分の問題に追われ、他の人に目を向けている余裕がなくなっている。
子どもはこの風潮のなかでせかされ、行き過ぎの競争になっていないか。
人のつながりをつくり、長い目で子どもの成長を応援しようと、いろいろな実例をあげてわかりやすく話されました。
特にご香山さんの子ども時代の同級生をあれこれ想像診断していたけれども、同窓会に出てみてその予想は違っていた。それぞれが立派な会社員になり、予想を覆されたという“失敗談”。それが結論を急がず、人間の可能性を長い目で育てようと語る実例になっていました。

かつしか区民大学特別講演会であり、かつしか子ども・若者応援ネットワークとして行う6回講座の開始になるものでした。第2回目の講座にむけ、このネットワークの次の取り組みが始まります。担当している要旨まとめはこれからです。

香山リカさん講演会の準備

昨日、7月9日夜に「かつしか子ども若者応援ネットワーク」の集まりに参加しました。
7月25日に迫った区民大学講座第1回、香山リカさんの講演「学校がくるしい子どもたち」の準備状況を中心の話し合いです。
実務的なことがいろいろあり、世話人会の方が相当に進めていてくれました。講演会当日の役割分担にはおよそ20名が必要のようです。区民大学は葛飾区(生涯学習課)の事業であり、区の職員も参加していただきます。ここは職員だけではなく区民の主導をできるだけ発揮させよう、発揮しようとしているところです。
さて当日参加する私はどんな役割をすべきかを見ると、じゃまをすることはあっても役立つものがさしあたり見当たりません。やむなく“昔とった杵柄”ということで、議事記録(平たく言うと講演の要旨のまとめ)を担当することにしました。力もないし華やかさもない、このあたりが妥当ではないかと思ったのです。
この実務準備の後、参加者の「情報交換」をしました。そのなかでは特別支援学校の動きが初耳でした。葛飾区水元に特別支援学校高等部が2年後にできるようです。生活保護世帯には子どもの学習塾への補助金があります。聞いてはいたのですが金額を聞いたのか初めてです。「貧困のくり返し」を継続しないための1つの措置でしょう。シューレ中学校からは学校教育法と並ぶ「オルタナティブ教育法」を提起し運動している様子が話されました。このような参加者の「情報交換」は今後とも有益になると思います。