公開シンポジウム
●テーマ 「貧困・格差から学校教育の目標・評価を問い直す」
●趣旨 「子どもの貧困7人に1人」とされる日本社会。こうした貧困・格差の状況に対して、いま福祉と学校教育の役割が鋭く問われています。「格差・貧困をめぐる問題に対処するためには、学力を保障するだけでなく、学校をケアと承認の場に組み替えてゆく必要がある」とも言われるなか、様々な教育実践が取り組まれてきています。
現代の子どもの貧困・格差についての理解の質の違いは、教師の仕事にどのような違いを生むのでしょうか。学校外の子どもの支援の実態・取り組みについて知ることは、学校で仕事をする者にとってどのような意味をもつのでしょうか。
本シンポジウムでは、3つの報告・問題提起をもとに、学校教育の目標・評価のあり方を子どもの貧困・格差の視点から問い直したいと考えています。
◆報告1 貧困と向き合う学校教育実践史 ―戦後夜間中学の事例を中心に 江口 怜(和歌山信愛大学)
◆報告2 反貧困を教育目標に据えた学校経営 前 比呂子(追手門学院大学)
◆報告3 学校教育は子ども・若者のウェルビーイングに取り組めるのか? 末冨 芳(日本大学)
★ 日時:2019年12月8日(日)13:30~16:00 (受付13:00~)
★ 会場:京都府立大学 稲盛記念会館 104教室 (京都市左京区下鴨半木町、地下鉄北山から10分)
★ 参加費無料。参加申込不要。(会場定員200名)
●教育目標・評価学会公式ウェブサイト (大会プログラムがPDFで見ることができます)
http://jsseoe.net/
●京都府立大学へのアクセス
https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=28