引きこもりを理解するための市民講演会(福岡市 )

引きこもり市民講演会 開催~つながることをあきらめないで~
引きこもりを理解するための市民講演会「コロナ禍での家族の不安と孤立~つながることをあきらめないで~」を開催します。

日時:10月1日(金)午後2時~4時
場所:あいれふ講堂(中央区舞鶴二丁目)
定員:50人(先着)
申込み:市ホームページ(「福岡市 精神保健福祉センター催し」で検索)かファクス(催し名と氏名・住所・電話番号を記入)で、9月1日以降に問い合わせ先へ。
※10月18日~31日に動画配信あり。希望者は、市ホームページでお申し込みください。

○講演会に登壇する福岡県立大学准教授・四戸智昭氏の話
新型コロナウイルスによって、人とのつながりが希薄になりました。何気ない近所の人との会話、気の置けない仲間との会食など、つながりを通じて不安を解消したり、新しい自分を発見したりしていたことを今になって感じる人も多いかもしれません。引きこもりの課題を抱える家族も同じで、さらなる孤立を余儀なくされています。
孤立した家庭の中には、引きこもりの家族のことで不安を抱えている人たちがいます。
この状態になると、「ずっと引きこもりのままではないか」「部屋でひっそりと亡くなってしまうのではないか」など、物事を悪い方へ考えがちです。
一方で、勇気を出して一歩を踏み出し、つながりを求める家族にも出会いました。
彼らがしたことは、「自分の家族に起こっていることを、ありのまま他人に打ち明ける」ことです。
これは、家族の課題を周囲に隠している人にとって、とても勇気のいることだと思います。
一度他人に聴いてもらった人たちの多くは、「自分のために自分にできること」を探し始めます。
中には家族が引きこもりをやめて、一歩踏み出すことができた人もいます。
出会いを通じて感じることは、他者とのつながりの中で、家族が成長するということです。
大切なことは「困難な時代だからこそ、1秒でも長く、自分らしく生きること。できれば笑顔で」。
自分のために自分にできることを探し出せるよう願っています。

問合せ:市精神保健福祉センター
【電話】092-737-8825【FAX】092-737-8827