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双子のE君・F君への働きかけの結末

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双子のE君・F君への働きかけの結末

(体験談5)当事者の状況
母親が涙顔で来社。
内容は双子(男子)の弟の引きこもりと母親への暴力に関しての相談。
父親は会社経営者で同居。
大学卒業後就職せずに1年間引きこもり状態。
外出する際はいつも母親と一緒にゴルフの打ちっぱなしと買い物のみ。
母親に対しての言動はいつも命令口調で気分が優れない時は暴力行為も多々あり(例:打ちっぱなしのゴルフ場に向かっている途中、運転している母親にクラブで突っつく)。
問題なのはE 君に対し何も行動に移せない父親の状態。
また話を聞いてみると双子の兄F 君は傷害事件に巻き込まれ、留置所に収監されているとのこと。
この状態では母親が参ってしまうのも頷ける。
国内カウンセリング期間:3か月(F 君)・1 日(E君)。

アプローチの経過
まず阿相が大学時代のE 君の恩師(在学中、尊敬していた)に会う事にした。
母親と同伴で大学を訪問。
E君の現状を説明し、先生からE君宛に手紙を書いてもらった。
手紙の内容は励ましの文とカウンセラーの阿相に会うようにアドバイスだった。
もちろん阿相に会うのは拒否。
そこでこのままの状態が続くと母親がおかしくなってしまう事を懸念し、強硬手段で他のカウンセラーを派遣する事にした。
カウンセラーGが直接E 君宅に訪問した日、まず驚いたのはE 君が全裸状態だった事。
さらにカウンセラーGの姿を見たら自分の部屋に逃げ込み、別宅の祖父母に電話をし「いま見知らぬ奴に拉致されている」と泣き叫ぶ。
母親が祖父母に事情を説明し、事は収まったが今度は地元警察に110番し、4人の私服警官が自宅に現れ、Fに事情説明を求める。
警官は事情聴取後、納得し、退散したがGの判断で余り刺激を与えてはいけないと思い、この日は帰る事にした。
Fが帰った後の様子を母親に聞き出したらいい子に変身したらしい。
いわゆる確信犯でいい子になればG が二度と来る事がないだろうと判断した模様。
母親もその日の壮絶な出来事によっぽどこたえたのか、Gの2度目の訪問を拒むようになってしまい、1日だけのカウンセリングで終了。
次に阿相に兄のケアを両親が依頼する。
両親と3人でF君が収監されている某警察署に面会に行く事になった。
両親の意向は刑期が終わった1か月後に海外に留学をさせたいとのこと。
面会の際には阿相の生い立ちを説明。
過去に鑑別所に入れられたことがあるという事と、さらにアメリカに留学した経験があると話をするとF 君も少し阿相の生い立ちに興味を持ったのか2回目からの面会からは口を開くようになり留学について質問するようになった。
その後、彼が外国に行くとなったら出国に際しビザの問題が発生すると考え、確認のため、F君の弁護士と話をする。
パスポート、ビザの申請は問題ないことを確認した。
F君が出所後は直ちに外国人カウンセラーをF君の自宅に派遣し、週に2回英語を習うようにし、英語に慣らす事にした。
だがE 君は1度も姿を見せなかった。
F 君は明るい性格で英会話のレッスンの際にはE君を誘っていたようだ。
残念ながら1度もレッスンには参加できないこの段階ではE 君は何も変わっていない状態で、親への暴力がなくなっただけだった。
無事F君のビザも取得でき、シドニーへ5日間の視察旅行として出発。
阿相も同行。
現地では観光、学校訪問、ホームステイ先見学などを行う。
F君はすぐ気に入り帰国時には既に留学を決意していた様子。
帰国後は学生ビザを申請。
1か月で無事学生ビザを取得し、オーストラリアへ。
現地では2年間英語学校で学習し、シドニーの某有名大学に入学。
専攻は経営学を選んだ。
自営業の父親の後を継ぐと思われる。
(体験談1)オーストラリアに試験留学になったB君
(体験談2)英会話に興味を持ちアメリカに留学したA君
(体験談3)何とかシドニーに留学させたロック指向のC君
(体験談4)留学途中で無断帰国を実行したD君のばあい
(体験談5)双子のE君・F君への働きかけの結末
(体験談6)過保護のF君14歳をゴルフと称してオーストラリアに誘う
(体験談7)アスベルガーによる言動の障害をこえて米国大学を卒業したG 君
(体験談8)親と一緒に対応ができなかった引きこもり20年のH 君
(体験談9)兄弟間の確執が問題だったI 君とJ 君
(体験談10)ホームステイ先を5回変更したL 君

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