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Center:(2)サポート役を求めるPさん

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(2)サポート役を求めるPさん

30代の女性Pさんが当事者の会に初めてやってきました。
当時は、当事者の会は“自主”運営という名の放任状態でしたので、私は「どうぞ」と迎え、その集まりの場を教えました。
しばらくしてPさんがその場から抜け出て、私のところに来ました。
私は不登校情報センターの責任者ですから、だれに尋ねるべきかを考えて、私のところにやってきたのでしょう。
「ここには初めて参加する人に対してはサポートするような人はいないのですか?」。
Pさんが尋ねた言葉です。
Pさんは、何かを求め、期待してきたのですが、自分がその場に居るからといってだれも何もしてくれない。
これでは何のためにやってきたのかわからない。
そういう気持ちで私に訴えたのでしょう。
「実はある病院に入院しているのですが、そこでは看護婦や医師など病院関係者はいますが、その人たちとはよく話し合える条件はないし、人と話ができる場がほしかったんです」。
その部分を補充するために居場所を探し、人と話し合える機会を求めてやってきたのです。
やってきたけれども「だれも何もしてくれない」──それが訴えの内容でした。
 現在の不登校情報センターは、この点を改善して、初めてやってくる人には、初歩的なガイダンスをするようにしました。
これはPさんのようなケースがくり返されてきたことと、現実にボランティア的に対応できる役割を受け持つ人があらわれてできるようになったのです。
しかし、事態が大きく変わったとはいえません。
Pさんは、彼女なりにかなりの勇気をふるって参加したと思います。
Pさんは年に数回はやってきます。
人との出会いを求めるけれども入院との関係、自分の精神面の動揺もあって、対人関係では多くのサポートを必要としているのです。
Pさんの場合は、彼女なりに勇気はふるっているけれども、精神的自立の面からみると精神的依存状態との境界付近か、いずれにしても精神的自立が低いか未発達であるように思います。
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