カテゴリ:大阪府(地域)
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大阪府(地域)
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周辺ニュース
◆子の貧困 8000世帯調査 府が今夏 生活習慣や学習環境 =大阪
府は今夏、8000世帯の子供らを対象に生活習慣や学習環境について実態調査を行う。
さらに学校の生徒指導教諭や子ども家庭センター(児童相談所)の職員ら支援機関も調査対象に加える。
幅広い視点で課題を浮き彫りにするのが狙いで、今年度中に調査結果をまとめ、子供の貧困対策に役立てたい考えだ。
子供、保護者向けの調査は小学5年と中学2年が対象。住民基本台帳から無作為に抽出し、それぞれ4000世帯に、6月半ばをめどに調査票を郵送する。
睡眠時間や食事、1日あたりの勉強時間、保護者の就業状況などを尋ねる。
また、支援機関には、不登校や経済的困窮など実際に対応したケースについて、家族関係や必要な支援内容などを聞き、200程度の事例を集めることを目指す。
大阪市が2月に6万人規模の子供の実態調査を行う方針を明らかにするなど、府内の約10自治体が同様の実態調査を予定しているため、共通の調査票を活用して連携する。
結果の取りまとめも協力する意向で、府子育て支援課は「少しでも多くの情報を集め、子供のためになる対策を探りたい」としている。
〔2016年6月5日・貧困ネット、平成28(2016)年5月26日 読売新聞 大阪朝刊〕
周辺ニュース
◆暴力多発小学校に専門家チーム=大阪府教委
大阪府教育委員会は2016年度から、府内の公立小学校で児童の暴力行為が増加していることを受け、発生件数の多い公立小に、校長経験者やスクールカウンセラー(SC)といった専門家らによる支援チームを配置する。
対応に追われる教職員の負担軽減につなげ、件数半減を目指す。
府教委によると、14年度の府内全1001公立小での暴力行為件数は1905件で、そのうちの約半数が50校で発生しているという。
府教委はこうした小学校に対し重点的な支援が必要と判断し、16年度からはまず12校に専門家チームを配置する。
専門家チームは、校長経験者、SC、スクールソーシャルワーカー(SSW)、教員を目指す学生らでつくる。
校長経験者は授業の様子を見るなどして、教員の指導を担当。
SCやSSWは、対応すべき児童の精神面でのサポートを担い、必要に応じて保護者面談や支援機関の紹介などを行うことで、家庭や生活環境の課題解決を図る。
学生らには児童の抱えている不安などを聞き取ってもらう。
府内公立小では、教員の入れ替わりが激しく、児童の要求に十分に応えられていない面もあるという。
同じ児童が暴力を振るう例も多いとみられ、チームを学校に配置することで、場当たり的でない継続した支援を目指すことにした。
〔2016年2月26日・貧困ネット、平成28(2016)年2月22日 時事通信 官庁速報〕
周辺ニュース
◆児童暴力、増加の一途 SNS利用でストレス蓄積? 専門家「家庭環境影響も」
大阪府教育委員会が、児童の暴力行為発生件数の多い府内の公立小学校に専門家らの支援チームを設置することを決めたのは、府内の発生件数が全国ワーストクラスで、家庭を含めた対策が急務だからだ。
なぜ児童の暴力行為は急増しているのか。
専門家は背景として貧困など家庭環境の悪化に加え、インターネットの普及を指摘。
「膨大な情報に触れ、これまでにないストレスを蓄積させている可能性がある」と指摘する。
大声を上げて暴れる児童。教諭が止めようとすると児童の暴力は教諭に向かい、殴る蹴るの暴行に及んだ-。
近年、府内のある小学校でみられた光景だ。
教諭が何度指導しても、この児童は同じ行為を繰り返したという。
別の小学校では、児童が明確な理由もないのに、設備や備品を故意に壊し、注意しても改めようとしなかった。
反抗期の中学・高校生にみられるような激しい問題行動が一部の小学校で多発している。
文部科学省による平成26年度の問題行動調査では、全国の小学生の暴力行為の発生件数は25、26年度に2年連続で1万件を突破、過去最多となった。
中高生は減少傾向にあるという。
小学生の暴力行為は大阪府だけで問題化しているわけではなく、全国も同様に増加傾向にあるのだ。
その要因について、文科省は、家庭での教育機能の低下をはじめ、感情のコントロールがうまくできない児童の増加を挙げる。
最近クローズアップされているいじめに発展しかねない児童間の暴力行為を教職員が把握する姿勢を強めたことで件数を引き上げているとの見方もある。
ただ、こうした現状について、専門家は児童が抱えるストレスの増加を指摘、支援の必要性を強調する。
和歌山大教育学部付属小学校校長の船越勝・同大教授(教育方法学)は
「受験や貧困など子供にはさまざまなストレスがある。学校の先生だけでは対処し切れない。スクールソーシャルワーカーなど専門家の配置を進めることは重要だ」
と、府教委の今回の方針を評価する。
一方で「『困難校』は地域特性や家庭の貧困などの問題も潜在的に抱えている。
そこに切り込まなければ根本的な解決にはならない」とも指摘する。
インターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が情報収集や学習に役立つ面もあることを強調した上で、過度に利用する環境が子供のストレスとなっていることを指摘するのは、近畿大工学部教育推進センターの有馬比呂志教授(教育心理学)だ。
有馬教授は、精神的に未熟な小学生が対面しないコミュニケーションツールとしてSNSやメールを使うことで、相手の本心や感情を誤解することが多くストレスを蓄積させている可能性があると分析する。
「例えば『LINE』でやりとりして『既読』なのに返事がこないだけでもストレスは増幅する。中高生は自身で解消できるが、小学生では難しい」
とした上で「この種のストレスは、仕事で忙し過ぎて子供と向き合う時間がない親はキャッチできない。まして学校の先生は親以上に把握するのは困難だ」
としている。
〔2016年2月10日・貧困ネット、平成28(2016)年2月2日 産経新聞 大阪朝刊〕
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