文通ボランティア自身の体験談

文通ボランティアを希望して蒼井咲子(PN)から自分の経験を手記に書いていただいた自己紹介を送っていただきました。これはまた「体験者・体験手記」の一つとして扱わせていただきます。
文通に関しては多くの問い合わせがあります。特にいじめにあった体験者、不登校の経験者からのものが多くあります。それでいながらなかなか文通につながらないのが現実です。理由を推測してみるに自分の経験を役立てようとしている気持ちはあるのですが、その役立て方は“先輩の事態を超えた経験者”なのです。その人がいまいじめを受けている人、不登校の人に手を差し伸べようとしている、そのことが文通が成立しない理由の1つに思えるのです。
いじめを受けている、不登校の最中という人には、事態を文章化する余裕はありません。それどころではないのです。それは経験者の多くが経験上わかることではないかと思います。
文通ボランティアを考える人は、その活動を通して自分もまた成長の糧(かて)とすることができます。しかし、このすれ違いの中では文通という関わりが生まれにくいのです。文通ボランティアを考える蒼井咲子さんに自分の経験を書いていただいたのは、準当事者として文通をしてみませんか、と考えたからです。蒼井咲子の体験記「“いじめ”には強気に立ち向かってきたが」を読まれて、自分の経験したこと、感想などを書いて送ってください。こういう形でなら文通は成立するかもしれないと思ったのです。
文通ボランティアを希望される方は、このようなご自分の経験を詳しく書いていただくようにお願いします(送り先は不登校情報センター経由になります)。そして準当事者として文通を始めることを考えていただきたいと思います。
〔メンタル相談〕=大阪あべのカウンセリングルーム(大阪市阿倍野区)‎、秋田大学教育文化学部附属教育実践研究支援センター臨床心理相談室‎(秋田県秋田市)。
〔高齢ひきこもり〕=13日「職業選択」、15日「「自宅でできる仕事」の開拓」。

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