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Center:(7)「何でも話し合える友達を募集」

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(7)「何でも話し合える友達、親友を募集」

話し相手がいない、友達がいない・・状態がつづいた後に、このような形で友達、親友を求める気持ちが出る人もいます。
もしかしたら孤独感の反動で生まれる気持ちかもしれません。
その気持ち、感情はいつわりではなく、真実のものでしょう。
何でも話しあえる、というのは実は自分を受けとめてほしいという意味をもう少し広げた表現です。
そこには“お互いに”というニュアンスがあるぶん、さらに一歩前進した感情があると思います。 
そして何でもというときの中には、自分にとっての苦しいこと、辛いことを受けとめてもらえる点にあります。
自分には苦しいことがある、それを話したい、それを話せる相手がほしい、話せることによって、苦しみの正体をつかみたい、もやもやしたものを明らかにしたい。
そういう感情があるのでしょう。
しかし、本当に話せるかどうかは、そのときの相手によります。
話しやすい相手、話をきいてくれる相手、それを前提としています。
それが何でも話し合える友達、親友につながる人でしょう。
これはもしかしたら現実的土台の弱い望みになりやすいでしょう。
対人関係がとぎれたなかで求める友人像は理想化されてしまいます。
頭の中で、安らげる信頼関係に満ちた友人関係が形づくられています。
その理想のなかでは友人と自分の関係がうまくいっています。
途中であれこれのすれ違いはあったとしてもハッピーエンドになるストーリーに似ています。
結末が明るいトーンになる出来レースの友人関係です。
その内容をもう一歩ふみ込んでみましょう。
自分を受け入れている相手は理想的な友人です。
いいかえると自分を受け入れてくれる友人が理想的な友人です。
そういう友人を求めています。
それが何でも話し合える友人、親友です。
ところが現実にはそういうわけにはいきません。
ここで問題になるのは、自分にとっての相手の友人がどうであるのかではありません。
相手の友人にとって自分はどんな友人になっているのかです。
そのことに考えが及ばなければ、それは相互に支えあえる協力し合える友人、何でも話し合える友人ではないし、親友にはつながりません。
その部分の想像が必要です。
その部分は想像で満たされることはありません。
現実は自分の予想外のものです。
予想外だからといって、奇妙なものだとか、とてつもなく大変なものではありません。
ある程度の精神的自立があれば、それを認められ、評価でき、場合によっては受け入れられるものです。
自分にとって好ましい友人は、相手にとっても自分は好ましい友人であるというのは、無制限の前提、無意識の想定、幻想になっているかもしれません。
もしかしたら、それは相手に依存しているかもしれない友人関係、非相互的なこわれやすい友人関係になるかもしれません。
そうである限り、何でも話し合える友達、親友にまでにはまだ距離があるのです。
何でも話し合える友達、親友を求めるところから友達は求めない方がいいでしょう。
自分に何ができるのか、その精神的条件や覚悟ができたときに、比較的仲よくできる人と親友になっていける前提ができるのです。
自分の方の覚悟なしに親友を求めることは、依存を受け入れよ、という感情の表現と思ったほうがいいでしょう。
何でも話し合える友達、親友を求めるのではなく、まず話せる相手を求めるのです。
その相手のなかで話しやすい人をさがしていくのです。
そうすればある程度は親しくなれる人と出会う可能性が生まれます。
しかし、相手の側にも選ぶ自由があります。
一方的な関係では親しい関係には進まないでしょう。
それを一つひとつ経験し、超えていったところに何でも話し合える友達がいます。
そういう経験あるいは試練のない友達が親友になれる可能性は低いと思います。
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