葉っぱビジネスが示すヒント

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高田馬場のブックオフに『そうだ、葉っぱを売ろう』がありました。書名だけで、これはあれかと見当がつく本です。
徳島県の山間部の上勝町で、おばあちゃんたちが地域にある葉っぱを収集して販売している地域おこし活動は有名です。ここに働く一人の農協職員・横石知二さんの発意と熱意が生み出した事業です。
本の販売価格を見ると800円、定価の半額ですが私にとっては高額です。買うのはやめました。ところがいつの間にか葉っぱビジネスを考えていて、買っておけばよかったと少し後悔しています。

葉っぱは料理の“つまもの”になる実用品です。身近にある葉っぱを収集し、商品化します。横石さんはその販売ルートをつくったのです。販売ルートができることで、葉っぱの収集は生産活動になりました。本を読んで私にそこがどれだけわかるのか、役立てられるのか。また、おばあちゃんたちは社員としての雇用ではありません。働く自由人、独立自営の農業(林業)者でしょうか。これも何かを肯定的に考えさせます。

おばあちゃんにとっては、「これなら私にもできること」が、目の前に提示されたことになります。たぶん初めから信用した人は少ないでしょう。動いている人を実際に見て、参加者が広がったと推測されます。そこから始まったユニークで、好感の持てる事業になりました。
「これなら私にもできること」が、目の前に提示されること、それが経済活動として回転し継続していること(収入になる)が前提になります。出来そうなことが目の前に提示されること、これも困難と思える「引きこもり支援活動」を展開する上で残されたヒントです。違うことの一つは高齢者と青年、これは自己実現の願望の差になる気がします。

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