ジェンダーで困った人の交流会

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「体験発表:ジェンダーの悩む十代の子どもと親」の参加者は20代とアラサーの3名です。発表者の莉乃さんが期待した十代と親は参加しませんでした。よく考えればかなり難しかったわけですが、開いてみてそれを確認しました。しかし交流してみて学んだことはかなりあります。
人が男性として生きるか、女性として生きるかは人生の機軸に関することです。これが揺らいでいることとは=アイデンティティの確立がしづらいことです。それは20代になると自力で取り組むことになりますが、中学生から高校生年齢にかけての時期にはそうもいかず、それを一人抱え込んでいる状態が想像できます。19歳の莉乃さんはそこを自分にできることはないかと考えていたように思います。その時期に動揺が大きく、圧力や攻撃を受けて手ひどい経験をすると、社会生活上の困難がその後も続くことになりそうです。
20代以上になるとある種のコミュニティができ、MtF(男性から女性になる、性同一性障害)で参加した2人はそういう状態にはならなかったようで、経験したなかから実感を話してくれました。
1人の感想は「さまざまな意見が交わるなかで、いい意味での悩む部分が出てきました。十代はとても難しい時期だけれど、周囲の大人が見守れる世の中になることを望んでいます」でした。
私は、高1で転校する生徒から「MtF」をカミングアウトすべきかを尋ねられたとき、「かなり親しくなった人に個人的に話していくのがいいのでは…」と答えたことがあります。おおむねこれでよかったといまさらながら確信できました。

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