なでしこ会講演その後1

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1月20日の愛知県なでしこ会主催の講演会のアンケート回答を送っていただきました。
このなかには私への質問もあります。それにはこのブログで答えると会場で約束しました。
またアンケート回答には親の会の運営者への要望、講演を聞いていた人でないとわからないこともあります。それらを含めて「なでしこ会講演その後」として、数回のシリーズで書くことにしました。今回はその第1回です。
アンケート回答の実例はこうです。《時代の変化に合わせ若者支援に取り組みされていて感心しました。専門家でない柔軟な姿勢が若者に受け入れられると思いました。》

確かに私は何かのことを専門的に学んだことはありません。正規の大学教育は受けていません。その意味における専門家ではありません。多くの人は一つのことに打ち込み、10年重ねれば相当に深く事態を理解できるようになります。こういうのをディレッタントというそうです。
そして私は、教育学的方法を引きこもりの若者に付き合いながら考えてきたディレッタントになります。そこでいう教育というのは教えることではありません。むしろ育てることです。
日本には教育基本法というのが1947年にできています。その第1条「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」となっています。テストでいい点数を取り、進学や就職に有利になることが教育の目的とは言っていません。
引きこもりの経験者はこの教育目的から脱線している学校教育などの被害者でもあります。こういう被害者に対して教育の可能性を私なりに追求してきたわけです。しかしこの先の方が長いと感じています。たぶん無限に続きます。その過程でいろいろなことが起こります。引きこもりの経験者が成長するのもそのいろいろなことの一つです。

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