最初に出会った難敵引きこもり

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6月29日のミニ体験発表会は、大変よかったし、いい勉強になりました。

参加予定の5名が開始の2時前にはそろっていましたので、5分前には開始。予定時間前に始められるなんてミニ発表会らしいじゃないですか。

主役は参加した2人のお母さん。発表はSさん、次期発表予定で「出前サービス」登録者の Iさん、それに司会役の松田の5名です。主役のお母さんの子どもはともに30歳以上ですから、想定どおりです。

初めのSさんの話は15分くらいで、働いたり辞めたりの生活の中でつくられていった引きこもり生活を具体的に話します。そこから出るようになった経過を意識して話したと思います。

この会に参加しただけで2人の引きこもり状態の解決ができるとは思っていませんでしたが、それにしても手ごわすぎました。

うち一人のお母さんには何らかの手ががりになるように特に知恵を絞ったつもりです。そして私がその息子さんに伝えてみてはどうかというのをメモに書きました。だいたいこんなところです。

「引きこもり世界をたくみに渡り歩く高度の知能犯です。私はお手上げです」。

ま、言い換えますと私の敗北宣言です。しかし、受け取った彼は必ずしも嬉しくはないし、優位感も持たないでしょう。実はそこがミソです。勝っているのに勝利感がない、この知恵者にそこを味わってほしいメッセージです。

もしかしたらこの人は、引きこもり生活をそれとよく意識しないままで続け、一生を全うするのではないかと思えるほどです。病的でもないし、親の心配はともかく他人様に迷惑をかけているわけでもない。そこそこの世渡りをこなしています。そういう人です。私たちがいきなり出会った柔軟な強敵でした。

いつかこのような方にも対応できる力量を持ちたいと思います。

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