いじめ事件の報道にしらける

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大津のいじめに関わって、いじめについての報道が続いています。
わるくはないのですが、話されていることがしっくりきません。
「いじめをなくすにはどうしたらいいと思いますか  」という質問を見て、私ならどう答えるのかに迷っています。
例えばいじめられている子どもに対して「あなたは一人ではない」とか、「どこかに逃げなさい」とか、「信頼できる大人に話なさい」という助言がありますが、いじめられている子どもにそんなことができるのですか。
間違ってはいないけれども建前くさい話に聞こえて少ししらける気分です。

いつもはお笑いを業とし誰かをからかっているタレントが妙にまじめに「いじめはいけない」というのを聞くと、やめてくれ、といいたくなります。あれは演技でやっているということが通用しない子どもはいくらでもいるのです。子どもは大人のやることを極端にやってしまうことが往々にしてあるのです。
「信頼できる大人」を見分けることがどうしてできるのですか。
「どこかに逃げなさい」というのは、逃げ場のない子どもに向けられているのではないのか。
「自分は一人でない」をどうして子どもが確信できるのですか。

子どものいじめの背景には、大人社会の風潮が関係しています。それらに対して私は何ほどのこともできません。
できることは、周りの見聞できる範囲の子どもに対して優しくしてあげたいと心がけるだけです。
特に弱そうな子、障害のある子、貧しそうな子に対してはそうしているつもりです。
大人は実際にいじめられている子どもに出会うことは少ないし、出会ってもその子が目の前でいじめられているのでない限りわかりません。いじめをなくそうといっても空回りするだけです。
普段から子どもを大事にすること以上はできない、これが実感です。
テレビなどで発言する人には自分にとっての実感ある言葉を述べてほしいものです。

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