発達障害に取り組む状況調査

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 発達障害に取り組む状況調査
Facebook にシェア
[`google_buzz` not found]
[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]
[`friendfeed` not found]

アンケートのまとめ・発達障害とフリースクール等の対応」ページを作成しました。
2007年12月に毎日新聞のY記者の企画に協力して集めた発達障害の生徒にフリースクールがどのように受けとめ、対応し、何を必要と考えているのかを調べようとしたものです。
東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のフリースクールと対象としたものですが、回答数が少なくY記者はたぶん現状分析には十分なデータが集まらなかったと判断されたのではないかと思います。
しかし、改めて回答を読み直してみると、集まらなかったこと自体にそれだけの背景、すなわち対応の遅れないしは対応体制がうまく取れていない状況が表われていることに気づきます。
むしろ、当時の状況を相当に正確に表しているのではないかとさえ思えます。
比較的小規模なフリースクール(生徒数が少ない)では、特別の体制がなくても、教師の子ども観の範囲で対応できたのではないのか。その視点からの意見がいくつかあり、これは実は私のもっているはずの教育観や子ども観に近いものです。
しかし、規模が大きくなるとそれだけでは不十分になっている現実が反映されていると受け取れます。背景には、発達障害的な子どもがなかなか対人関係をつくれない、社会に入れない現実とそれなり理由があります。子ども世界の消失(子どもが少なく大人の目の届く範囲にいる)、親世代が高機能化した社会で生活していること、などが思い浮かびます。
そういう面をこのアンケートの回答は映し出しているように思えます。実に味のある、重要な内容がある原石のようなものです。じっくりとこれに取り組んでみたい気もしますが、何しろ時間がないのがやや残念です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください