創作展の目標や原動力が?

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「創作活動をする人の交流会」その2になります。

10月3日、「創作活動をする人の交流会」をしました。遅刻、早退、中抜けとあり、前半と後半に分かれそうです。前半の内容を来年開くはずの第5回「片隅にいる私たちの想造展」を中心にまとめましょう。
といってもまだ先のことであり、私の主催者としてのやりにくさを話しました。反応の薄い壁に向かって、これまで想造展を呼びかけてきました。それにより出展者は徐々に増えました。昨年5月の第4回には20人が出展しました。
呼びかけの空しさの1つは、当日になるまで、誰が何を出展するのか最終的にわからないことです。その日になってようやく出展者も出展作品も確定するのです。この状況はおそらく今後とも続くでしょうが、やりづらいし、いつストップしても不思議ではない状況といえます。

(Ⅰ)創作展の原動力は何か
それでも創作活動に何かがあると考えてきました。ときおり誰かが作品を持ってくるからです。また以前のアンケート調査で明瞭に表われ確信もしていました。
さて作品展を開く動機、エネルギー源は何であったのか。これまでを振り返るとこういう前提の上に、個別の背景があります。
(1)第1回は太田勝己作品展です。彼の遺言執行になります。
(2)第2回想造展は東京都社会福祉協議会の助成金がありました。数人がその開催を希望していましたが、開催をするエネルギーは見られません。この助成金の約束履行が原動力のようなものです。
(3)第3回想造展は、地方在住の人が大量の作品を送り続けてきたのに触発されて、実現できた気がします。このとき会場は東京聖栄大学を借りました。2つの新聞に告知され「やってよかった」という気持ちがあります。
(4)第4回は第3回の成功を背景に毎年の定例化をめざしました。第3回と同じ夢を毎年見ようとしたのでしょう。またネットショップの立ち上げも目標になりました。作品の種類、販売できるものが増えました。しかし一般参加者は少なく、むしろ疲労感が残りました。ネットショップはほとんど用をなしていません。
(5)こういう経過の中で第5回を迎えます。何を原動力にするのか。いまの時点ではありません。それで作品制作者は何を期待し、どこに向かおうとしているのか。このもどかしさを少しは明瞭にしたいというのが私の気分にあることは確かです。

(Ⅱ)創作者は何を求めるのか
出展する人はどんな状況で、何を求めているのでしょうか。それに対する答えは、これまでの想造展を積み重ねたことにより少しずつ明らかにされてきました。
(1)何かを表現したい、それを表現するだけ、それが共通のスタートになります。創作、アートとしての活動です。
(2)同時に、初めから装飾品や日用品・衣類などの販売できる作品も寄せられました。
(3)作品を別に加工する形が現われました。この二次加工作品のなかに新たに販売できる創作品の可能性が出てきました。ポストカードや冊子がそれです。文芸的なものでは詩集や小説です。作品を冊子にして販売する方法は、文芸的な創作品を想造展に加える条件をつくりました。
(3)美術作品、文芸作品の展示機会は、装飾品や日用品とともに販売可能なものを生みだしました。その販売収入が生活費の相当額になることを期待している向きもあると思いますが、表立った目標にするにはまだ無理があるようです。
(4)全体を見れば、創作活動自体から、各種の二次加工作品、販売目的が平行しています。創作者個人のレベルではある程度固まっていますが、全体の企画としてはいずれも受け入れなくてはなりません。この幅のある状況が現実に存在するのを確認できたのが今回の交流会です。
(5)しかし、来年第5回創作展を開くのに必要な動機、目標、エネルギーに欠けます。創作者側からの「こうしたい」という強いものがないと、流されてしまいそうです。

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