イジメ、虐待、依存の経験談

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イジメの取材を受ける体験者を探していますが(10月30日付)、申し出がありません。
実はかなり難しいと思っていました。相談活動の中でもかなり親しくならないと話してこないことがいくつかあります。イジメはそのなかでも特に難しいものです。3つの困難なものを紹介します。
(1) 乳幼児期の家族からの虐待経験。乳児期は記憶そのものがほとんどないことと関係しますが、これはなかなかありません。小学生や中学生時代にあった虐待のことは覚えていて、親しくなると話してくる人がいます。生死に関するほどの虐待を受けた人はいませんが、柱に縛り付けられた、食事抜きで家から出されたことがあるなどは聞いたことがあります。
(2) 親への依存経験です。中学生から20代にかけて親にぎゅっと抱きしめてほしいと言った、おんぶをしてもらったことなどです。依存経験は虐待より聞いたことは多いです。親しくなると話してくれます。
(3) イジメを受けた経験は、ごく表面的なイジメられたことがある、というのは比較的聞くことですが、具体的な状況を説明する人は本当にいません。

これらのことが話しづらいのは本人の究極の自尊感情や存在意識と関わるからと思います。相当に信頼できる関係になって初めて話せる気持ちになるのではないでしょうか。男性はことさら難しく女性のほうがそれでも話してくる可能性を感じています。
信頼感情が第一です。医師が診療上の必要性といってもこの壁はなかなか超えられないのかもしれません。カウンセラーは職業上のかかわりの中で信頼関係を築いている人があり比較的多いと予想します。
マスコミ取材も信頼関係は基本的に変わらないと思うのですが、さてどうなるのでしょうか。

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