大田市五十猛町の同郷会・潮の会

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島根県大田市五十猛町、とはいってもわかる人はほとんどいないはずです。
高校時代まで私はこの町の大浦(おおら)という漁村にいました。その町の出身者で関東在住の人の集まる「潮の会」の案内が届きました。同窓会ではなく同郷会です。11月23日に14回目の集いが開かれますが、14回にしては私が初めて聞いた集まりです。
世話人というのが6名いますが、世話人代表を含めて3名が同級生です。遅ればせながら参加を申し込みました。29名の参加予定とか。
8月13日付ブログに「子どものころ朝鮮戦争がありました、その牧歌的な記憶」を書き、それをこの町の五十猛歴史研究会に送りました。それが私への連絡につながったようです。
こんな小さな集落に特別の歴史研究会があります。ここは神話伝説に関係する地名の多い土地です。五十猛命というのはスサノオの子どもといわれる地域です。田畑の広がる農村でしたが、最大集落は漁業集落であり、石膏などの鉱業集落もありました。

宮本常一『山に生きる人びと』(河出文庫、2011年)を読むと、中国地方は古くは鉱業とそれに関連する林業が盛んな地域です。近くの石見銀山にしても五十猛にしてもその一端なのです。鉱山地域の特徴として移動住民が多くなります。わが家系のルーツには移動住民の雰囲気を感じますが、これに関係するかもしれません。
会の名前にある潮とはなにか? 干潮や満潮をさしますが、ここでは違うイメージが浮かびます。波が静かな天気のいいとき丘の畑から日本海を見ます。浜辺には波がゆっくりと打ち寄せてきます。沖合は凪のようですがよく見ると左から右に、西から東に向けてゆるやかで大きな流れが見られます。これが潮(うしお)であり、海流の現場を示すときは「潮(しお)の流れ」といいます。会の名前は海岸から見えるこの様子からとったように思います。本当の由来かどうかは知りません。

ついでのもう一つ。文通のために送ってもらった手紙に「三瓶山・島根県」の記念切手が貼られていました。今年発行された切手です。この山には子ども時代に2、3度登りました。旧火山と聞いていたのですが、木曽の御嶽山噴火の関連記事に三瓶山が100余りある日本の活火山の一つと報じられています。旧火山というのは活火山の仲間なんです。三瓶山は石見銀山とならぶ大田市内の名所になります。

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