(3)不登校情報センターのサイト制作の新方針(素案テキスト3)

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不登校・引きこもりに対応する学校・支援団体・行政機関の情報紹介が、不登校情報センターのサイト制作の出発点でした。現在のサイトの総件数は18000件あり、芯になる学校・支援団体、行政機関の紹介は5000件です。
基本設計はネット・パソコン技術のない松田ではなく、主に引きこもりの経験者がつくりました。Wikiシステムの採用により、松田もこの制作に参加できるようになりました。1、2年前から各種の画像(学校案内パンフ、Google地図、Amazon本と商品、リンク先の学校・団体のバナー、地名に関係する記念切手)を取り入れてきました。
今年に入ってから周辺の動向を新聞ニュースなどから取り入れ始めました。「子どもの貧困」というメーリングリストがあり、新聞記事などを含めて多くの動きが報じられています。それを活用し始め、特に8月からは本格化しています。
この追加する情報群を「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」の名称にしています。これにより社会状況における引きこもり問題の相対的な位置が見えるようになりました。
そして周辺ニュースを加えることで、サイトの性格や様子は徐々に変化すると予測できます。変化は量的な面、内容の面(福祉関係が多くなる)、形式の面(団体の様子を全体で示すよりもニュースになる部分が記事になる)に表われます。
ある団体や行政機関の基本の紹介情報とニュース記事が同じページに重なるようになりました。これまでの紹介情報に新聞ニュースが加わることで、変化を反映するサイトになります。
これまでのサイトは、学校、相談室、親の会など不登校から発し、引きこもりや発達障害に広がってきました。そこから不登校や引きこもりの背景にある、虐待や貧困などの社会問題を吸収する様相を強めつつあります。
それらに関する社会の動き、市民団体の取り組み、公共機関では児童相談所、子ども家庭相談室などの福祉関係の情報が多くなります。
掲載する情報の件数も急速に、恒常的に増えていきます。これらの情報はこちらからの働きかけに比例するものではないからです。言葉を換えると自動的に送られてきます。サイト制作はそれを選択し受け入れ処理する形になります。年内には1000件になると予想します。

他方では縮小する部分があります。フリースクールや心理相談室(カウンセリング)の転換や廃業を反映する部分です。
サイトに掲載している学校や相談室などの支援団体の情報は定期的に更新依頼をしています。連絡してもある時から連絡ができなくなり、廃業や転業が少しずつわかってきます。
社会的な状況がこのような変化に反映します。“心理学ブーム”のときに数多くの心理相談室が生まれましたが、業として安定的に継続するのはそう多くはありません。日本人の文化的な背景としてなじみが少なく、まだ定着過程にあることが関係するでしょう。これらをより正確にサイトに反映させなくてはなりません。
これはサイト情報の信頼性を高めることにもなります。情報更新として取り組んできたことに、業種の転換や情報の消去という視点から対応することになります。
情報集め、情報の扱いの技術的な面はまだ模索中であり試行錯誤を繰り返しています。サイト全体を大きく変えていく時期にあたりますから、改めてサイト全体の構造設計を考える機会でもあります。
今回もできるだけ引きこもり当事者の参加を期待しています。当事者の参加によって、この面を確立したいのです。

〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…

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