葛飾区ウィメンズパルで開かれた「発信力向上研修」に参加しました。
講師は坂田静香(男女共同企画おおた)さんです。
申し込みはすでに締め切られ、当日にもかかわらず参加の申し込みを追加しました。
結局、情報センターからは4名が参加しました。
受講者は全部で20名あまりですから、かなりの熱心さが表れたというべきでしょう。
実際的な内容で、わかりよく、役に立ちそう(参加した私たちにそれに見合う力量があれば…)な内容でした。
3時間の研修でしたが、あまり時間を感じさせない凝縮した研修会でした。
チラシはすべてをワードで表記できる、定年退職者の集まりならウィークデイでもできるかも…など企画面、チラシ作成面でいくつか試みができそうです。
月別アーカイブ: 2017年3月
高校中退の生徒に人として誠実にかかわった土佐勇先生
土佐勇先生がなくなりました。
40年近く前に、出版社にいたころ原稿を書いていただきました。
手元にそのうちの1つがあります。
「一人また一人と退学していく生徒たち」というものです。
秋田県の大館工業高校の教諭時代のもので、高校中退を扱っています。
1980年4月、45人の1年生を担任し、2年末には11人がやめていった記録です。
その11人、一人ひとりの軌跡を紹介しながら、それらの生徒とときには家族との関係を報告しています。
それらの生徒とは退学後もやり取りがあります。
人間として当たり前の関係でやり取りを続けながら、学校の持ついろんな事情を元の生徒側から聞き取ってもいます。
「それぞれのよさを持つ退学者」―原稿のある部分に付けた小見出しです。
派手さはありませんが生徒に対して誠実な雰囲気が伝わってきます。
秋田県高等学校教職員組合はそのご『高校中退の追跡調査』という取り組みをし、その貴重なまとめを発表して注目されました。
土佐先生はその中心的な役割をしていたのです。
秋田県高等学校教職員組合の副委員長を務められたことを知りました。
80歳、ご冥福をお祈りいたします。合掌。
かつしかネットワーク参加団体の活動報告集ができます
かつしか子ども・若者応援ネットワークの全体会がありました(28日)。
2月の区民大学「不登校は問題行動か?」の反省会などいくつかのテーマを話しました。
話したテーマの1つがこのネットワークに参加する団体の取り組みを報告集にまとめることです。
原稿はほぼできあがっています。A4版50ページほどの冊子になります。
私は「不登校情報センターの取り組み」という実践記録的なものを書きましたが、最終段階で1項目追加し全部で4テーマです。
藤原宏美さんの「メンタルフレンド力」、三田佳幸くんの「ゲーム交流会」も入ります。
三田くんはこの報告集の編集者の役割をしました。
6月25日に区民大学の喜多明人先生の特別講演会の時には配布できるように、印刷・製本作業の日も決めました。
平井地域に空き家利用の区施設の居場所を求める(提案)
24日に「不登校情報センターは転居し活動は縮小(検討中)」を示しました。
しかし十分ではなく、江戸川区への働きかけをします。
以下はその提案文ですが、訪問活動を追加のうえ完成します。
対応策:平井地域に「特定空き家」を活用して36歳以上の引きこもり経験者の居場所をつくり、不登校情報センターが運営できる条件をつくる。
(1) 江戸川区の引きこもり経験者を支援する「若者きずな塾」は35歳までになっている。
(ひきこもりの3分の1以上は40代以上であり、36歳以上は全体の40%程度と推測されます)。
(2) 生活困窮者自立支援法による江戸川区の事業(くらしごと相談室)は、ひきこもりの相談はできても居場所がなく十分な対応ができなません (他団体への紹介になります)。
(3) 江戸川区の空き家対策は遅れていますが、「特定空き家」に指定された後は、区の施設として活用するところから始めるとのことでした
(住宅課での話)。
以上の3点を満たす「解」は、上記の対応策と矛盾しないと考えます。
不登校情報センターが、この施設の運営を受諾するとすれば、これまでの取り組み内容に加えて、上記の3点も満たすことが可能になります。
不登校情報センターの現在の取り組みは次のとおりです。
①居場所の活動
・親の会(十代中心の不登校、20代後半以上のひきこもり、それぞれ月1回)
・ゲーム交流会(月1回)
・パステルアート教室(月1回)
・就労について考える会(月1回)
・希望の会(ひきこもり経験者の集まり、月1回)
・絹リサイクル・リメイク教室(月1回)
・相談室(月10件程度)
②居場所外の活動
・訪問サポート活動
*これは特別重要な取り組みであり、訪問サポート部門としての必要性を別にまとめます。
・かつしか子ども・若者応援ネットワーク
江戸川区域で同種の可能な取り組みをめざす。
・ひきこもり大学in下町
・斜視の会
・ネット上の情報提供(継続できる条件を確保)
*パソコン数台、コピーFAX複合機、事務文書の置き場・保管
以上の居場所内外の取り組みを、江戸川区の施策との整合性を図りながら進めます。
19年前の「通信生・大検生の会」メンバーとやりとり
2月16日に「通信制大学での学び方を紹介したい」を書きました。
19年前に『特修生』という手づくりのパンフを作ったOくんが通信制大学生へのインタビューを載せていたのを思い出し、連絡しました。
かなり前のことでしたがOくんは取材相手に連絡を取ろうとしました。
そして昨日「連絡が取れない」旨の返事がありました。
じつはOくんはインタビューの相手と同じ通信制大学を卒業しています。
特修生とは、高校卒業資格がなくても入学できる通信制大学の受け入れシステムです。
当時の不登校情報センターはまだ固定的な居場所はなく、「通信生・大検生の会」という集まりを繰り返していた時期です。
Oくんは40代の半ばになり福祉系の会社(介護職)の管理的なセクションで働いています。
こちらの会社も働く人が不足しているようです。
何ができるのかを考える材料にするため、会社案内等を送ってもらうことにしました。
不登校情報センターは転居し活動は縮小(検討中)
新方向が必要な背景
①きっかけは主力スポンサー会社の広告停止です。
今回だけではなく最高期と比べて収入は半減しています。
借入金・未払金を確実に支払うため、転居を考えます。
②定期的に通所する当事者が減少しています。
個別相談室的なミニ居場所を設けて、収入源になっているネット運営を継続します。
集会的な取り組みは外部の施設を借りて行います。
③現在の借室の更新が8月であり、2~3か月以内に移転先を決めます。
電話番号を変更しなくてもいい地域を考えています。
基本方向は、収入に見合う取り組みを継続することです。
所在し続けることが必要条件になります。
①居場所の活動(集会できる場所がなくなる可能性は大)。
会場を借りて継続する方法を考えます。
・親の会(十代中心の不登校、20代後半以上のひきこもり、それぞれ月1回)
・ゲーム交流会(月1回)
・パステルアート教室(月1回)
・就労について考える会(月1回)
・希望の会(ひきこもり経験者の集まり、月1回)
・絹リサイクル・リメイク教室(月1回)
・相談室(月10件程度)⇒難問かもしれません。
②居場所外の活動(居場所がなくても継続できます)
・かつしか子ども・若者応援ネットワーク
・ひきこもり大学in下町
・訪問サポート活動
・ネット上の情報提供(継続できる条件を確保)
*パソコン数台、コピーFAX複合機、事務文書の置き場・保管
活動を継続できる別の条件探し
・江戸川区等の施策にできる条件を探す。
・空き家等で現状レベルのスペースを低額で借用できる(可能性を聞いたところ当面はありえません)。
「ひきこもり周辺ニュース」立ち上げ1年の総評
「ひきこもり周辺ニュース」立ち上げから1年が過ぎました。
立ち上げたのは、メーリングリスト「子どもの貧困ネットワーク」に掲載される情報を生かすためです。
当初は「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページを作り、そこに関係記事を選び、分類し、保管する作業でした。
名称が長いので縮小して「ひきこもり周辺ニュース」に改めました。
その後、情報源を独自に広げました。一般新聞、広報紙、業界紙…ですが、業界紙のところは種類が複雑で、いまなお苦戦しています。
このひと月は「分類し」のところを整理しなおし、ようやく3層構造の分類方法が出来ました。
初めから分かっていればしなくてもいい作業も繰り返しました。
回り道をしたわけですが、この回り道は事態を理解する上では必要なことでした。ただ現在が最終型とも言い切れません。
「ひきこもり周辺ニュース」には、ページ数で1300~1400ページ、記事数にして1700件以上を掲載したはずです。
この部分も利用する視点から改善の余地はありそうです。
「ひきこもり周辺ニュース」の立上げは、サイト全体に影響しています。
他のページと連絡が少なかったものを結び付ける面も生まれています。
理由はわからず説明できませんが、私のブログ「引きこもり居場所だより」のアクセスはこの1年でおよそ2倍になりました。
昔書いた文章を「論文とエッセイ」に集めていますが、そのアクセスも確実に増えています。
まだまだ不十分なところもありますが、社会的な需要に少しは役立ってきているように感じています。
予定の入金がなく困っています
3月の入金予定が入らず、困った事態が生まれています。
インターネットのサイト運営の状況の変化を受けたものと思います。
このネット上の高度の変化を今後とも追いかけていく気持ちにはなれません。
技術的に追いつく可能性はありません。
そこで「収入に見合った、継続できる活動内容に転換すること」を基本とする対応をすることにしました。
難しい面もありますが、この土台がはっきりしないとどうすべきかうろうろするしかなくなります。
この数日は追われていて他に頭が回りませんでした。
2、3か月以内に体制を立て直すつもりです。
ひきこもり大学in下町のお知らせ
第2回 ひきこもり大学in下町の日程・会場と概要が決まりました。
日時は5月7日(日)13時から16時(17時までに完全撤収)。
会場は亀戸カメリアプラザ(江東区亀戸文化センター 5階第2研修室)
東京都江東区亀戸2-19-1(〒136-0071)
JR総武線「亀戸駅」北口のすぐ左手です。
内容は、エンジさんの話「ひきこもりから産廃業界で働く道」
そのあとはいくつかに分かれて話し合い。
エンジさんを囲むテーブル、社会復帰を語るテーブル、ひきこもり脱出して仕事してるけどいろいろあるよねテーブル(年下の上司とどう接するetc)、35歳以上の就労テーブル、フリーテーブルなど
を予定しています。
参加費は一般1000円、当事者500円
定員は50名。
主催 MakotoSaitoh
臨時連絡先 不登校情報センター(open@futoko.info)
訪問美容の「うさぎ八」さんを紹介しました
訪問美容をする「うさぎ八」さんの紹介情報を掲載しました。
駒澤大学で開かれた「ひきこもり実践交流会」の場で出会った時に紹介したいとお願いしていたものです。
千葉県船橋市にお店があり、東京都内などにも訪問されます。
この手の訪問サービス型の職は昨年からサイト上に紹介し始めたばかりです。訪問美容師・理容師は3件目です。
ほかに訪問鍼灸治療が2件ありますが、紹介件数はまだまだです。
眼鏡屋さん、歯医者さんはまだありません(問い合わせや紹介を待っています)。
出張パソコン教師・ヘルプデスク職がいちばん多いのですが、それでもわずかに5件です。
こちらも問い合わせや紹介を待っています。
〔うさぎ八〕
http://www.futoko.info/…/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E5%85%…