チャレンジスクールへの要望

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チャレンジスクール(東京都立の定時制高校)について、親の会で要望が話されました。チャレンジスクールは不登校生の受け入れ先として設立されたものです。1部(午前部)、2部(午後部)、3部(夜間部)に別れ、その間の移動はできないことになっています。要望はその間の移動が可能になったらいいというものでした。具体的には夜間部で入学したけれども登校できずに退学になっているケースです。
入学時の申込みで、3部も可能とした場合(2部、1部は競争率が高いので保険として3部も可能と申請するわけですが)、3部に合格することになりやすいようです。
その後、1部、2部の欠員補充が生まれても、3部からの移動は認められず、その一方、3部の退学が一番多くなっています。ここを移動できる(転校に相当)できるようにしてほしいというものでした。
これはささやかな要望ですが、3部に在籍し登校できない生徒にとっては退学か否かを左右するものになります。このような要望の積み重ねが高校教育制度の改善につながったのです。

別の情報として、夏休みの間に都立高校を退学した生徒へのアンケートが実施されたようです。内容はわかりませんが、このあたりの東京都教育委員会の取り組みは肯定的に評価できるように思います。
数年前のチャレンジスクール(昼間定時制)の設立は、事実上の全日制高校の制度緩和された状態の学校づくりであったと判断しています。それに先立つ新宿山吹高校の設立はチャレンジスクールへの先行的な実験の意味があったと振り返ることが出来ます。
これらは、生徒の状況、都民(父母)の要望を受け入れながら高校制度の改革を徐々に進めてきたものです。
チャレンジスクールの1部、2部、3部間の移動の要望は、実現されるとしても、この日親の会に参加している人には間に合いません。それでも話し合われ要望をつづけるなかで少しずつ変化はつくりだされていくものです。

 

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