障害者教育の実践研究にふれて

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小岩特別支援学校・全国発表会の内容に入ります。午前の授業見学とその実践報告による午後の分科会です。
午前の授業見学はかなり好位置で見学することができました。小学1年生と教師の1対1のやり取りです。
それを子どもの背後から見ていたわけです。
しかし午後になって子どもの正面からの映像をみると私は見学時には子どもの手の動きを見ていなかったとわかりました。
この分科会は、その授業を見てのものです。その子どもとの関わりが昨年にさかのぼって簡潔に紹介されます。
私がかなり以前にいた医療機関で行なった症例検討を系統化したものという感じを持ちました。
障害者教育の実践研究はこのようなものを含む、それが中心的な意味を占めるものかもしれません。
その意味で集団教育を中心とする一般の教育実践とは少し趣に違いがでます。
この分科会では教育活動が子どもにとってどのような目的で、どのような方法と過程で行なわれているのかをそのまま見せてくれます。
言い繕うことはできません。それだけでこの実践報告をされた若い女教師のすばらしさがわかるというものです。
このような子どもと生徒の1対1の実践は、学級6人の児童に対して週1回できるだけといっていました。
少ない機会かもしれませんが、多ければいいわけでもなさそうです。

もう一つ大事なことは教材作りです。子ども一人ひとりに即した教材を作ろうとしています。そしてかなり実現しています。
そのなかには障害の程度や様子によってはその子どもの一生を支えるものができるのかもしれません。
それは教材でありますが、その意味では生活必需品も生まれます。
こう考えると特別支援学校・養護学校は生活用品の開発研究所になる要素を持っています。
分科会のアドバイザー役の斎藤宇開先生は、事情はよくわかりませんが、「株式会社たすく」という会社を設立されています。
この会社は前にツイッターで出あったことがあるはずです。この教材作りと関係するのかもしれません。
斎藤宇開先生の話もなかなかのものでした。ただ手元にパワーポイントの資料がないのでうまく書けそうにはありません。
私の興味を引いたのは感覚閾値の受動的手段と能動的手段のところです。
教師が子どもの手を握るときに、子どもに手を握らせる形にして手を握る方法でそこを説明されました。
脳の活動を考えるときに重要な点だと思います。
なぜか私は感覚統合や感覚異常という感覚という言葉に関心が向かいます。この場合もそうかもしれません。

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