過去のいじめも表面化し始めた

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新聞・テレビのニュースからです。前橋市の18歳の女性が、中学時代に受けたいじめの被害届を提出し、警察に受理されました。
大津市の自殺・殺害に始まるいじめ問題は、全国各地のいじめを社会の表面に浮上させてきました。そこでは中学校などの学校と教育委員会のいじめへの無策といじめ隠しが暴露されました。

前橋の18歳女性の被害届は新たな展開を見せたことになります。私は昨年9月28日に「新聞取材「イジメの後遺症」」をこのブログで書きました。今年の2月16日には「いじめ後遺症が問われる時代」として、ある意味ではこのような被害届が出るのではないかと予測していました。
特に驚いているのは、これらの記事への検索が、このブログのレベルに対して異常に多くなったことです。検索等の分析は十分にできませんが、少なくとも夏休みに入ってからはこれまでとは違うアクセスの動きがあることは確かです。

いじめは学校時代の問題だけではなく、被害者のとっては一生の影響を持ちます。その実情が被害届の形で現在の問題になるのです。今回は18歳の人の中学時代のいじめ被害です。20歳の人、30歳になっている人、そしてさらに上の年代の人がいま現在の問題として、加害者を告発していく事態が始まるように予感します。
その動きは事なかれですましてきた学校や教育委員会や、はては教師を多忙と成績主義で追いつめてきた文科省を糾明することにもなるでしょう。

大事なことは、いじめをなくす学校や教師の態勢をつくることです。過去の問題はそれがどんなことを引き起こしているのかに向き合わなくては終わりにはなりません。
いじめを受けている方は“証拠”を残すことです。日記や写真、病院やカウンセリングの受診記録、教育相談の記録、物を取られたら盗難届け…などです。いずれ役に立ちますし、いじめの防止策になるかもしれません。
多くの方には、いじめ事件は無関係と思われるでしょう。ですが私も含めてそのような社会になっていることを見過ごしてきた責任はあるのです。ちょうど戦争責任が戦争を推進した政治家や天皇に問われるだけではなく、近隣諸国から国民にも問われるようにです。

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