メンタルな経験を生かせる“文通ボランティア”の取り組み

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引きこもっていて人と会うことができないままの人がいます。対人恐怖や人間不信になっている人が多いと想像します。どうすれば外部の人と接点を持つことができるでしょうか。
(1)パソコンでゲームをしている人は多いので、それを生かす方法もあると思います。これはゲーム業界にお願いをしてその手のソフトを作ってもらいたいです。
(2)当面は訪問活動が重要です。これは実績があるのでここで書くのは省略します。
(3)新しく進めたいのは手紙です(封書は開けない人もいますのでハガキも考えました)。手紙を書く上で、ご家族から具体的な状況を聞かなくては手掛かりがありません。書いた手紙はご家族から(封に入れないで)手紙を渡してもらおうと考えました(可能ならば)。

こういう構想を持って、会報『ポラリス通信』12月号を送るときに、“文通ボランティア”を希望する人に、この趣旨を書いてお願いしました。さっそく2名から返事がありました。この後も返事が来るでしょう。手紙型の接触方法の受けとめる人はいます。条件は少しできました。
次は、家族の方に働きかけです。自宅からほとんど出ない、時には家族とも会話がない引きこもる人に手紙で働きかけてみませんか。呼びかける内容は家族から聞かないとヒントがありませんので、相談に来てください。相談内容を簡略にまとめて“文通ボランティア”数名に送ります。そして働きかけの手紙を書いてもらいます。
遠方の人で相談に来れない人は手紙で引きこもっている人の日常の様子やこれまでの経過を便せん5、6枚に書いて送ってください(長すぎても短すぎても参考にしづらいです)。
実は“文通ボランティア”のほとんどが何らかのハンディを負う経験をしている人たちです。上から目線でアドバイスをしません。おおよそは共感になります。そのスタンスが引きこもっている人には必要です。
これはメンタルな問題を経験した“文通ボランティア”が、その経験を生かして取り組める新しい方法かもしれません。他の“文通ボランティア”からの返事を待って、詳細な実践の手引きをつくる予定です。
ご家族からの手紙の要請と、“文通ボランティア”をしたい人の両方から問い合わせを待っています。

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