高校時代の授業料免除を思い出します

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授業料が払えなくて高校を退学している生徒が少し減ってきたようです。私立高校では全国平均で未納者が1%未満になったと報じられました。
数年前に就学援助金が制度としてつくられ改善されたことは確かです。ですが生徒は学習するだけではなくて生活し、生きています。費用は生活費の方が多いでしょう。
授業料が払えなくて退学をした高校生のニュースを聞くとは言いようのない気持ちになります。

私は高校2年の時から授業料免除を受けていました。同時にアルバイトも継続していました。アルバイト(新聞配達、家庭教師、築港の土方仕事など)は生活費でしたし、定期券や参考書などの学費の一部でもありました。公立高校で授業料は安かったと思います。1日分のアルバイトが500円ほどで、その3~4日分が月額授業料です。
3年生の夏休み期間のアルバイトは1.5万円を超えました。私の高卒1年目の月額給与が15500円の時代です。アルバイト収入を個人的に使ったものはありません。

高校2年の学級担任の藤井継郎先生が、納屋(物置の納屋が借家)に家庭訪問に来ました。藤井先生が自宅に来る日は学校から私と一緒でした。そのときの途中で逃げ出したいような気持ちは、その後もときどき思い出します。先生はほとんど座る場のない狭い土間で母と話していました。これということは聞いていませんが、2年生、3年生のときの授業料免除の手続きをとってくれました。

先日のゲーム交流会で「これまでどれぐらいの募金をしてきたのか?」を推測する無茶なものがありました。その時に浮かんだことです。ときどき見かける「あしなが募金」で生徒たちが呼びかけるのを見ると、つい私にとっての大金を募金箱に入れてしまう“悪い癖”があります。その累計の額はわかりませんが、(長く生きていますので)十万円以上になっているのでは…。高校時代の経験が影響していることは確かです。

〔貧しさの持つ教育力〕http://urx.blue/AzBm

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