介護事業者と協力する“居場所”をめざす

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ひきこもり当事者が社会に出るときの中間過程にあたるのが居場所です。
居場所に行けるようになるのもたいへんですが、その居場所からさらに先に進むのもたいへんです。
2段階あるのです。
自営業の家ならば家業手伝いの方法から始めやすくなります。
自分で仕事おこしを考える人もいます。
ネット社会ですからそれを使いこなせるならハードルは低くなります。
それでも社会の現実との段差に戸惑い、つまづく経験はあって当然でしょう。
しかし、多くの人が社会に入る形は会社に入ることです。
アルバイトやパート勤務から進む場合が多いのですが、居場所経験からこの第2段階に進む段差は相当に大きなものです。
以上は前振りでここから今日の本題です。

この居場所を人材募集している事業者が取り組むようにすれば段差は低くなりはしないか。
これが私の考える「ひきこもりから社会参加の方式」です。
この居場所づくりには私も一緒に参加するつもりです。2段階のものを1段階に近づける試みです。
この方式をもって2、3事業者に話したのですが、うまくイメージできないようです。
ひきこもりの実情を知らないのですから避けられません。
実は当事者の多くが直面したことに私も直面したのです。
私は抽象的なイメージを語るのは不得手です。
「〇さんがその種の居場所に行きます」というのがあるとイメージしやすいと思います。
そこで考えたのが次の方法です。
ある介護事業所の見学会・説明会を企画します。
就業するのが前提ではありません。働けそうなら働きたい人も、様子見の人も参加できます。
この見学会・説明会に複数の人が参加するようになり、それを繰り返すと「事業者と一緒に運営する居場所」像ができます。
その目標をもってある事業者と話し合うことになりました。
事業者もこれなら少しはイメージできるのではないか…?
地域的な条件を考えてその周辺等にいる人に呼びかけます。
足立区と東武線沿線の方を予定しています。
当事者だけではなくご家族にも参加案内するつもりです。
介護従事者にはけっこう高齢者もいますし、家族が出席することでひきこもり当事者に伝わるかもしれません。
次の会報(11月1日発行の『ひきこもり居場所たより』)には具体的な案内を載せられるでしょう。

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