新月ひかり の紹介

千葉県出身 女性 A型

ありのままで

最近は『親の会』に、参加させてもらっています。

この前「ひかりさんの話は、親御さん達の役に立っているよ」と言われて、驚きました。自分にはその意識が全くなかったからです。

私はただ『親の会』で、当事者として話せる事を話しているだけで、役に立つ話というよりは、その時に思った事や、あとは自分の話をしているだけです。特に話したい事がない時は、そのままでいます。

だから、「親御さん達の役に立つような話をしなければ!」なんて意識したら、空回ってしまいました。

私はまだまだ当事者で、少しそこから抜け出そうとしている身です。役に立つような話やアドバイス、または当時の頃の想いを語る事は、なかなか難しいです。最近は、私もいろんな経験をさせてもらった事で、考え込んでしまったところもありましたが、最初に感じていたように、ありのままでやっていこうと思います。

また、私自身が『親の会』で感じるのは、「親はこんな想いだったんだ!」という事。そして、『親の会』を通して、いろんな人達と出会える事が本当に嬉しいです。

作詩:あの日

前へ進みたい気持ちはあるのに
どんなに心に訴えかけても 体が動かない

変わりたい気持ちはあるのに
どうすればいいか分からない

そんな時 遠い昔の事を思い出す

怖くて行けなかった あの日
後戻りしてしまった あの日…

その先にあった景色を今度こそは見たい
今 やっと ここまで登って来た

あと ほんの少しで行けるんだ
もしも その景色が最後だったとしても
そこまで来れた自分は
あの日から 確かに変われた自分なんだよ

そして 帰って来た時は
温かい家族が待っている
今度は頑張ったねって笑顔で迎えてくれる
家族がいてくれる

遠い昔のあの日を
懐かしいねと笑える日が来るように

作詩:分かれ道

もしも 後ろに戻る道を選んだら
きっと元に戻るよりも
何も出来なくなって
深い傷と更なる病気を負う事になるだろう

やっと ここまで来たから
あともう一歩だけ 前へ進んでみたい

後ろの景色なら もう充分見たから
今度は前へ進んだ その先にある
景色が見たい

それは まだ見た事がないから
怖い気持ちも もちろんあるけれど
このまま誰かのせいにするのは嫌だから

これが最後でいい
最後にあともうちょっとだけ
頑張ってみよう