作詩:白紙

真っ白な紙を前に
何も思い浮かばない

あなたに伝えたい気持ちは
募っていくのに
書いては破り捨てをくり返し

せめて最後に
お別れの手紙だけでも綴ろうと
使い慣れたペンを握ってみたけれど

いつまでも どこまでも広がる
真っ白な世界に立ち尽くす

白紙なままの この手紙

愛してるも さようならも
ありがとうも
全部 嘘になるような気がするから

僕のこの真っ白な紙の上に託した
あなたへの想いよ どうか届いて…

2014/9/16