情報収集の新しい対象に次つぎに取り組んでいけます

事務作業グループで取り組むことが次つぎに出てきています。
先日は専門学校の情報集めに取り組みました。その回答は高等専修学校の情報集めにまだとどまっています。高校生向けの適応指導教室を調べるのは途中になっています。FAX送信や郵送で届かなかった学校等の調査は進んでいますが途中です。
次に通信制大学の情報入手、広域通信制高校の事務処理のしかたがテーマにあがりました。広域通信制高校を詳しく調べる必要もあります。事務作業グループが動いているので忘れかけていたテーマを思い出し、手がつけられていく感じです。
グループで個人分担できるものを少し取り入れました。新参加者を歓迎します。

〔適応指導教室〕=ひろばモリーオ中央通教室ひろばモリーオ仙北教室(岩手県盛岡市)、八千代市適応支援センター(千葉県八千代市)、あま市教育相談センター(愛知県あま市)、常滑市適応指導教室スペースばるーん(愛知県常滑市)。
〔高等専修学校〕=豊橋ファッションビジネス専門学校高等課程(愛知県豊橋市)。

サイト制作を改善する方向を専門家からアドバイスされる

ホームページ制作会社の方が見えて、不登校情報センターのホームページの改善方向をアドバイスしてくれました。
2時間弱の時間でしたが問題意識に重なる部分があり、充実した内容でした。
ホームページの改善すべき重要点を疑問に答える形で教えてくれながら、素人の私が知らない・気づかないいくつかの点を的確に教えてくれました。
不登校情報センターのホームページは一応の完成をしているのですが、さらに大きく発展的に変えていく基本方向が見えてきたように思います。
指摘された内容を取り入れるには、8年あまりかけて制作し続けてきた以上の作業量が必要です。しかし一応の完成を見ているだけにそれは高い壁には思いません。これまでのペースで進むだけです。
その方に渡した私なりの「今後のサイト制作の方向」を参考に紹介しておきます。アドバイスの内容はこれをはるかにしのぐ点がいくつかありました。それらは改めてまとめるつもりでいます。

サイト制作の新分野をどう開くのか(制作案)
〔0〕 従来の取り組みを続け、充実を図る。
* 全国の全市区町村単位での相談機関・対応施設の情報が把握可能なレベルに到達している。この分野の基本的インフラストラクチャーになることをめざす。
* 双方向の要素を少しずつ拡大する。
〔1〕これまでのサイトを見やすくするための工夫=準則から逆検索をめざす。
(1)メンタル相談ページの要素を生かす新ページの展開
①、症状など同一範囲の意味・内容をまとめた分類をする
小分類・中分類・(大分類)を想定する。
同一用語を2つの分類にするものもある(例外的?)
1つの用語だけで1分類になるものもある。または分類未定におく。
* これらを分類する基準を探していくことが大事。
②、症状など以外のこと、「手段・療法」その他への拡大を検討する。
また、学校・教育関係、引きこもり支援施設、自立・就業支援、親の会、居場所などのページにもこの用語のグループ化を導入する。
③、「サイト内の案内」ページにこれを取り入れることで逆検索の可能性が見えてくる。
④、この分類基準(準則)により、「質問と回答」などの分類を変更することを考える。
〔2〕不登校・引きこもり・発達障害の延長部分への視野を拡大
貧困、就労、障害者、仕事づくり、若者の生き方さがし、住宅問題…社会的弱者のための総合サイトになるのかもしれない。
〔3〕CSRを取り組むことによる異業種・地域情報の展開
準備中の新企画は別紙に。

〔保健所〕=和歌山県新宮保健所串本支所(和歌山県串本町)、岡山県備中保健所(岡山県倉敷市)、岡山県備北保健所新見支所(岡山県新見市)。
〔メンタル相談〕=稚内市教育相談所(北海道稚内市)、ザ・ホリスティック・ソサイエティー(名古屋市千種区)、不登校対策相談室「麦」(愛知県蒲郡市)。

試作ページ「対象者の症状・状態・訴え」をつくる

メンタル相談をはじめいろいろな支援団体に相談に来る人の症状・状態などの視点からアクセスできる方法を考えています。「対象者の症状・状態・訴え」という分類ページをつくり、対応する団体や施設の紹介ページにリンクします。これは「サイト内の案内」として企画する中心部分です。
作業は「メンタル相談」ページから手がけています。今日はその全体を総括する「対象者の症状・状態・訴え」の試作ページをつくりました。徐々に内容を追加していきます。

〔あゆみ書店と製本教室はじっこ〕=「製本教室とアンデパンダン展・コミティア参加の日程」。

〔メンタル相談〕=CCPコミュニティ心理臨床研究所(東京都中野区)、CHR研究所(横浜市港北区)、催眠療法教室近藤(香川県高松市)、カウンセリングルーム青い鳥(愛媛県今治市)。
〔メンタル相談の用語説明〕=CCPコミュニティ心理臨床研究所(東京都中野区)、催眠療法教室近藤(香川県高松市)、カウンセリングルーム青い鳥(愛媛県今治市)。
〔通信制サポート校〕=稲門高等学院(東京都新宿区)、希望高等学園(岡山市北区)。
〔技能連携校〕=大阪自由学院(大阪市中央区)。
〔保健所〕=栃木県今市健康福祉センター(栃木県日光市)、栃木県県東健康福祉センター(栃木県真岡市)、船橋市保健所(千葉県船橋市)、板橋区保健所(東京都板橋区)。
〔家庭児童相談室〕=青森県のリスト

保健所と発達障害ページの作成を始めます

ある保健所から、発達障害への対応の答えは「引きこもりと対応は同様なため、新たに発達障害用のページに同じような形で掲載される程でもないので、掲載形式をお教え頂けると幸いです」等の問合せがありました。それへの回答要旨です。

おおよそのところは前回の「引きこもりと保健所」に準じます。その上でのことですが、
(1)前回に回答をいただいたところはその上位におきます。新しい情報を上におく原則によります。
(2)保健所名称・所在地などは共通するでしょうから、その共通部分を別枠にして最上位におきます。
その場合でも、ある分野の担当セクションの連絡先などが特別のときは共通枠とは別にします。
(3)これまで23保健所からお返事をいただいています(100か所近くからお返事をいただけるものと推測していますが)。特色の1つは、対応が幼児期の子どもから始まり、青年期や成人の対象が遅れているという感じがします。そういう中で成人への対応があることは貴重な感じがします。どう掲載するのかは考えどころですが、成人と子どもを分けて情報提供していただけると考えやすいように思います。
(4)引きこもりの対応と重なる部分は多くなると思います。というよりも引きこもりやその周辺状況を含むさまざまな状態の人への対応と重なりそうです。調べる人からすれば引きこもり、発達障害というキーワードがそれぞれ独立していると探しやすいので分けて掲載するつもりです。将来は何か違う言葉が生まれるかもしれませんが、そのときに考えることで今から確定的なことはわからないでしょう。

この基準による「発達障害と保健所」ページの作成はSくんにお願いしました。作成の見本を1つ作りました。
〔保健所と発達障害〕=北海道倶知安保健所(北海道倶知安町)が見本です。
〔メンタル相談〕=教育相談・心理療法のcom-brio横浜青葉(横浜市青葉区)、和田心理カウンセラー(静岡市葵区)、犬山心理相談室(愛知県犬山市)、メンタル・ケア・ハウス(熊本県氷川町)、応用心理カウンセラー協会(沖縄県南風原町)。

保健所における発達障害への対応を見ながら思うこと

「保健所の発達障害等への対応について(情報提供のお願い)」として保健所における発達障害への対応を調べています。
まだ回答数は多くはありませんが、いくつかのことに気がつきます。
(1)全体として、発達障害への対応は進んでいません。
そのなかでも幼少児など年齢の低いところからの対応が始まっているという印象を受けます。青年や成人にはまだ手が届いてはいません。
(2)公共機関は役割分担があります。いわば重点的な対応分野があるものと思います。保健所における発達障害は、その重点分野ではなさそうです。むしろ伝統的な保健分野の機関として地域に定着をしており、いろいろな相談等が集中する状態を生かして、専門分野への導入や案内役をしつつあるのかもしれません。これは各保健所により違いもありますから、一律にいえるものではないこともまた確かです。
(3)先日から全国に児童家庭相談室のリストを作成し始めています。これにも対応の重点があり、福祉分野への導入の役割にあるのかもしれません。
たとえば家庭裁判所における対応を調査するときは、いじめや虐待に関係することを想定しています。その際も裁判に重点を置くよりも、家事裁判の特徴や家裁調査官の仕事内容などを広く理解していただく視点が必要になると感じています。
(4)不登校、引きこもり、発達障害という分野を中心に支援者の情報を集めてきましたが、その周囲・背景、社会的な土台には共通したものがあります。これ以外にも、家庭内暴力、貧困問題、孤立などがつづきます。引きこもりから社会に近づく、社会参加のために何かをしようとしてきたのですが、状況は社会のほうからいろいろな形で引きこもりに近づいているという印象です。
公共機関はそれぞれの独自性や専門性を持ちながらも、互いに協力し合うことがとりわけ重要になってきました。「管轄外」ということで終わらないで、それぞれが協力する仕方・動きが現われています。今回の調査で感じていることです。

保健所への調査アンケート回答の掲載について

「発達障害と保健所」の調査アンケートについて、ある保健所から連絡をいただきました。
現在、保健所ページには2012年3月にお願いをしました「引きこもりと保健所」の調査アンケートへの回答を掲載しています。これは各保健所から寄せられた回答を載せています。それ以外に、たとえば各保健所等のホームページにあるものを引用したものはありません。
調査アンケートには「関係する資料などを送りください」としていますので、そういう資料を送っていただくことがあります。そして、調査アンケートに「この点については資料を参考に…」とされることもあります。そのときに資料から引用して掲載することはあります。
今回の「発達障害と保健所」の調査アンケートについても、同様な形で紹介する予定でいます。

〔福祉団体〕兵庫県立清水が丘学園(兵庫県明石市)。

保健所と発達障害の調査に回答が届き始めました

「保健所における発達障害等への対応」の調査の回答が返ってき始めています。
先日「保健所における発達障害等への対応」の調査用紙を作成しました。これを事務作業グループで各保健所にFAX送信しています。これにより保健所ページを充実させたいと考えた企画です。
まず現行の保健所ページの不十分さがあり手直しを始めました。
①、都道府県単位のページをカテゴリーページに統一しました。小見出しの郡名表示を町村名表示に、市町村合併よる自治体名表示の訂正、新政令指定都市における保健所の組織編制の確認、なども行いました。個別の保健所の存在の有無などは「保健所における発達障害等への対応」調査の回答を掲載するときに行います。
②、都道府県単位のページを表組みに着手しました。
③、「引きこもりと保健所」ページを、個別保健所単位にし、それを表組みにすること、そして、都道府県単位のページの該当する保健所の“詳細ページ”扱いにすること。
④、「発達障害と保健所」の回答を得たら、「引きこもりと保健所」ページと同様な掲載にします。

さて一斉に調査用紙を各保健所に送信したところ、ある保健所から耳寄りな話がありました。調査に回答するのは遅くなるけれども保健所が中心になり、不登校、引きこもり、発達障害などの総合的な計画と体制づくりを準備しているというのです。
不登校がそこに入っているのが珍しいと思い聞いたところ、学校だけでは難しい面があり地域として総合的に対応しなくては進まないということでした。虐待なども視野にあるようです。