不登校情報センターの取り組みの説明につける「註」

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8月30日に『「何もする気がありません」という人への答え』(その1)と『作業があると対人関係の心理的な先鋭化を緩和できる』(その2)を書きました。これは連続していますので順に読んでください。
次に進む前に(その1)(その2)で書いたことに註をつけておきます。

◎ 心理戦争は禁止すべきこととは思いません。いじめレベルになるとそうも言っておれませんが、当事者にとり普段は心理戦争は必要であると思います。
心理的なストレスを強く受けたこと(いじめ、仲間はずし、暴力などによる攻撃を受けること)が精神的な成長を停滞させていると考えられます。その回復力をどうつくるのかを考えると有効です。
支援者が意図的なプログラムを用意する方法があると思います。私はそのようなものを知りません。それに代わって自然状態を推奨します。特別に攻撃的な人がいないことが前提ですが、同世代の人がその役割を果たします。はじめのうちは人数が少ないなかで経験するのがいいです。それは当事者が自然に選んでそうします。
心理的なストレスに対する抵抗感がなくなっている、そういうストレスを受けたことがない人にはこの心理戦争は学習の機会になります。
対人関係においては自分の思う状態の範囲のなかでは存在できない、そういう経験をするうちに人を学び、自分を知るのです。

◎ 「手伝います」も考えてみる内容があります。何もない空白状態でできそうなことを考えるのではなく、目の前に自分ができそうなことが展開されている状態になります。個人差がありますから集まる全員に通用するのではありません。誰かに通用すればそこから別の作業、別の人への普及が見えてきます。
私の場合は文章を書くなどの編集的な作業が多くありました。それを見ていて「手伝います」となったわけです。そこでしていることは影響を与え広がりやすいことは確かです。

◎ 優れていること、できることを誉めるのは自己肯定を高めるのに有効です。環境や場所が影響することも認めましょう。特に幼児・小学生や10代ぐらいまでは有効性は高いと思います。
しかし、年齢が高いと逆効果も出ます。優れた能力をほめることや環境条件などを最優先に考えないのは、そこを指していると読み取ってください。
(その3)

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