「引きこもり後を考える会」第4回

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参加者が少なくちょっと残念ですが、話した内容はかなり突っ込んだものになりました。第4回の2つ目の報告です。
いずれそれぞれを詳しく考えて生きたいのですが、話されたことのノート+αとして以下に書いておきます。

(1)福祉制度に生活保護までの中間制度が必要――ただし、いまの状態からそれぞれの状態から一歩前にすすむという本人の状態を妨げるものではなく、そういうスタンスを支援するもの、無理をして結局もとの木阿弥にならないようにするのをサポートするものが欲しい。
中間の制度としては、いきなり生活の基本部分全体ではなく、住宅費の補助、子どもがいるときは子育てや教育費の補助、社会生活に必要な一定の交通費(例えば公営交通やJRの交通費の無料化や軽減)、医療費の補助などです。
社会状況からみるとむしろこれらが生活保護から外される、時間を区切られる方向で考えられているがようです。私の思う方向とはむしろ逆になっています。
生活保護を受けながら収入を得ようとして働いていくのを助けていくものにしていく方向が必要になる。

(2)「引きこもりを考える会」ではなく「引きこもりを考える会」にした初心を生かせるものにしたいという気持ちがあります。それには“社会人として生きる”とか“社会的なチャレンジ”をする意図を含んだ取り組みにする必要がありはしないか。
当事者は周囲の人や制度が何かをしてくるのを待っているのではなく、自分の現状から一歩前にすすむ意識を持っていくようなものにしたい。

(3)自分が引きこもっていたという体験を親や当事者にどう返していくのかも考え、経験交流する場にしたい。

(4)就労支援を就職するのと同一に考えられるけれども、そこにとどまっては就労支援が一部の人に限られます。就職自体が困難な社会情勢のなかではそれは難しすぎる。フルタイム就業が困難な人にはそれでは引きこもり支援を受けられない、受けようとするレベルに気持ちが届かない。これらはすでにみてきたことなので省略します。

(5)引きこもり経験者が、仕事づくりをするときに多いのは「対人個人サービス」です。同じ職場の働く人とは上手くいかないことが多いけれども、サービス対象になる相手とはいい関係ができる――これは何人かの実感です。「対人個人サービス」の選択を押し付けるつもりはありませんが、仕事を選ぶときのヒントになりはしないでしょうか。そして、この職場の仲間という苦手な部分、個人事業者として始める時に営業や宣伝という苦手のものをどうサポートするのか。そこに支援または支援者の役割が見えているように思います。

(6)この「対人個人サービス」には訪問型、在宅型が少なからずあると思います。ここも注目点になるでしょう。

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